心のどこかで「損切りは敵」と思い込んでいる自分がいます。

損切りは逆行リスクを最小限に抑えるための措置で、損切りは大事だと当たり前の様に言われています。

実際に損切りした事で助かったこともありましたし、損切ら無ければ戻ってきていた場面も何度も経験しています。

損切りは身を削るので痛いです。
ハイレバだと50%程度削られることもあるので痛いです。

今まで何度も何度も損切りをしてきましたが、いつまで経っても慣れません。

そもそも正しい損切りの定義は何なのか?

こんなことを考えてみたいと思います。

損切りの考え方

損切りの考え方は色々とあります。

損切りが必要になるときと言うのは、自分の思惑と違う方向に逆行し出してもう戻らない可能性が高いと判断したときに行うアクションです。

わかりやすく言うと「もうアカン!」となったときです。

そもそも、チャートは必ずと言って良いほど上下運動を行いますので、値動きに波があります。

今見ている時間軸のチャートより上の時間軸には上の波がありますし、下の時間軸には下の波があるわけです。

次の画像の赤色は1時間足のZigZagで青色は15分足のZigZagなのですが、同じ時系列に並べて見てみると赤色のラインの中に青色の上下した波が含まれている事がよく分かります。

目先の波しか見ずにエントリーをしていると損切りを繰り返すことになってしまいますので、大きい波をみて環境認識をしっかりと行った上で、今がどんな状況でどんな位置関係なのかを考える必要があります。

もっと追求すれば、損切りリスクを最小限に抑えるためにより優位性のある場所で優位性のある方向へエントリーするのが大正解です。

チャートの法則性を確認した上でトレードを行い、その法則性が崩れた時に損切りするのがセオリーです。

チャートの形状が崩れたとしても少し待てば元に戻ることもありますので、ある程度の余裕というか値幅の遊び部分で最終判断する事になります。

と言うことから、エントリー地点から固定の値幅で損切りを設定するのはよくありません。

損切りするべきポイントはチャートの形状が崩れて戻らないと判断するラインで損切りを行うべきです。

損切りするならどこ?

今現在のポンドドル15分チャートで考えます。
赤色のラインは1時間のZigZagで青色のラインは15分足のZigZagです。

このチャートを見てどう考えて対応するか?と言うのが僕たちの日常です。

チャートの形状的に下落トレンドになっていると判断出来ると思いますので、今から売るのであるならば青マーカー部分が優位性を持って売れる場所になります。

なので、今回の損切りを考える例としてこのチャートを使い、どこに損切りを置くべきなのか?を考えます。

直近の高値に損切りポイントを置くケース

損切りを横軸で考える方法です。
レジスタンスラインでの損切りになります。

考えられる損切りポイントは画像に埋め込んだ3箇所になります。

どのラインを選択するかで大きく変わってきます。

損切りするべきライン

「売りの損切りライン①」と「売りの損切りライン②」までの値幅は約30PIPSあります。
「売りの損切りライン②」と「売りの損切りライン③」までの値幅は約70PIPSあります。

最大で約100PIPSの差がありますので、どのラインで損切りを確定させるのかで大きく変わってくることがお分かり頂けるかと思います。

売りの損切りライン①への到達時点で、高値切り下げの法則が崩れますので、そのトレンドは終わったと判断できます。

よって、そのポジションから利益が生まれるどころか、逆行する可能性すら出てくるので、迷わず損切り出来る判断が出来るのは「売りの損切りライン①」になります。

①のラインを抜けそうだから②に切り替えて、そのラインも抜けそうだから③に切り替えるのは初心者にありがちですが、トレンドが変わったことに気付かない振りをして結果的に損失を膨らますことになります。

事前に損切りに至るシナリオを考えておかなければいけません。
いや、損切りのシナリオと言うよりもエントリーのシナリオといった方が正しいかもしれません。
そのシナリオが崩れるときはトレンドが変わっているので、古いポジションは精算するべきなのです。

「売りの損切りライン②と③」にタッチしてから戻ってきたとしても、それはただの運でありギャンブルの一種です。

トレンドの分析とはほど遠い世界の話です。

横軸で損切りラインを色々洗い出しても、その法則性が通用する範囲内でラインを探さないと現実的に使えません。

法則性で損切りを考える

僕の結論的に、横軸の損切りラインもその法則の範囲内でしか意味を持たないので、結局はチャネルと言うかトレンドラインというか、その法則性の範囲で物事を考えるのが正解なのでは無いかと思うようになりました。

そして、その法則が崩れた時に損切りして対応する。

たぶんこう考えるのが一番シンプルで自分を納得させやすい。

出来上がったチャートで後付けの理由を付けて考えるのは簡単です。
多分誰でも出来ます。

しかし、未来を考えるために過去の法則を利用するので、過去のチャートをベースに考えるしかできないのです。
チャートの法則性を洗い出し、分かりやすく視覚化する事で見えてくることは結構多いです。

この画像の「売り場ゾーン」もそうですが、下落トレンドなので高値で売るためにはどうすれば良いのか?で考えると見えてくるゾーンになります。

そして、このゾーンを越えると、そのトレンドが崩れてしまうので、そのトレンドは終了になります。

なので、売り場ゾーンよりも少し上は損切りゾーンになります。

エリオットでもダウ理論でもトレンドラインでもチャネルでも何でもいいのですが、ベースとして考えているトレード軸から相場が外れた場合、そのトレンドが崩壊したとみなし損切りする程度の認識で良いのではないでしょうか。

分かりやすいです。

当然として事前の分析やシナリオがありきですが、トレンドが崩れた先はどうなるか分からないし、トレンドは継続する性質をもっているので、その法則をトレードに利用するだけでいいはずです。