今更ながら、どうして相場が動くのかを復習しておこうと思います。

規則性があるように動いたにも関わらず、急に動きが停滞したり、反転したりとこの世界では不思議に思う事が多々あります。

トレードしていて「なんでやねん!」と思う事もありますので、その原因を自分なりに突き止める事って結構大事だと思っています。

個人的に思う相場のメカニズム

株やFXのような相場は、様々な要因が複雑に絡み合って成り立っており、プラス要素とマイナス要素が常にぶつかり合い、その力の強い方に推移していきます。

相場を構成しているのは世界情勢や経済状況など政治的な要因も絡んでいますので、値動きの理由全てを完全に把握することは不可能です。

また、上記に加えて相場が動く事で損をする企業や儲かる企業、純粋に損をする人や得をする人も沢山居ます。

このとき、損をしないように大金を用いて相場を矯正したり、パワープレイしている場面もよく目にします。

損をしないために働く強いパワーと、それを潰そうとするそれ以上パワーがぶつかり合う喧嘩もあったりと、相場には色々なドラマがあるわけです。

このように、色々な思惑が絡み合いすぎてグチャグチャになっているにも関わらず、今日もチャートは動いています。

もうちょっとシンプルにならんかね・・・

個人的に思う三大要因

テクニカル、ファンダ、それ以外の要因と、僕が思うに大きく分類するとこの3パターンになり、これらの要因が複雑に絡み合い、チャートを動かしています。

どれかに特化すれば良いという話では無く、これら3個とも重要なので全てを抑えておかなければいけません。

とは言え、全てを網羅するのは大変なので要点だけ先に伝えておくとこうなります。

  • テクニカル的な要因→常に意識する
  • ファンダ的な要因→あらかじめ発表時間が予定されているの時間帯は避ける
  • それ以外の要因→大きく動く可能性がある節目となるポイント間際は要注意

テクニカル的な要因

他の要因は個人の意思でどうこうできる問題ではないので、それに巻き込まれた時は事故に遭ったと思って諦めるしかありませんので、個人で頑張れるのはコレしかありません。

テクニカルも色々ありますが、大きく訳で3個に分類できると思います。

価格が意識される抵抗帯

個人的にチャート分析の中でウエイトが大きく一番可能性が部分です。

上記の個人が思うメカニズムでも少し触れましたが、チャートが推移する中で意識される価格ってのが確実に存在します。

そのレートに達すると急激に加速したり反転したり停滞したりと、チャートに明らかな変化が起きるポイントです。

そのレートが意識される理由って言うのがあるのですが、それがどの分析で解明するのかは定かでは無く、どの方法でその価格を見つけるのかが重要になってきます。

  • トレンドライン
  • サポートレジスタンス
  • フィボナッチ
  • 節目のレート

思いつく限りで上記の様な方法で意識される抵抗帯を探し予測する訳なのですが、まずはこのチャートをご覧下さい。

2020年1月23日現在のドル円月足チャートです。
※クリックで拡大

右下がりのラインがトレンドライン(レジスタンス)で、横に数本引いている線がフィボナッチ(リトレースメント)です。

このチャートを見てまず分かる事が、トレンドラインが最新足で効いている事と、フィボナッチの23.6%のサポートが効いている事で、この価格帯の間で推移するんだろうなと言うことが予測できます。

どうして規則性のあるチャートが出来上がるのかは不思議でなりませんが、人間心理と関係しているとの事で、オカルトチックではありますが、こういう現象がチャートによく現れます。

トレンドラインの規則性に関しては正直よく分かっていませんが、トレンドラインは確実に意識されているラインになりますので、チャート分析には有効です。

フィボナッチに関しては人間心理と大きく関わっているようで、よく動いたなと思う節目になるポイントが23.6%であったり、61.8%というポイントになるらしいです。

サポートレジスタンスに関しては、損切りと大きく関わっていると思っており、このラインを抜けてしまうと損失になるので、抜けて欲しくないと価格帯を表しています。

これと似ているのが節目となるレートです。
100円とか10.5円などキリの良い数字のことで、こういう数字は損切りの指定価格にしている人が多いため、自然と意識される数字になります。

これらを踏まえて現在のドル円を分析すると、105.3円を抜けると大きく損する人が居ることがわかり、長期間にわたって支えられている事を考慮すると、絶対にこのラインを割って欲しくない人が居ます。

もし、このラインを下抜けしてしまうとどういう事が起きるのかを予測すると、支えていた人のストップ注文が執行され、決済注文である売り(買いの決済は売り)が大量に発生しますので、一気に下方ブレイクする可能性が非常に高いと考えられます。

テクニカルシグナル

僕がそれほど信じていないインジケーターが出すシグナルです。
信じていない理由はシグナルを判断しにくく、再現性と信憑性が低いからです。

このチャートも同日付のドル円月足チャートです。
チャート上部に移動平均線(MA)のGC、チャート下部にRSIの70割れの二つのシグナルが確認できます。

このチャートではシグナルが分かりやすいので実用レベルのシグナルだと思いますが、リアルタイムでこのチャートを見てるときに、今シグナル発生した!と判断しにくいのが難点です。

通常、月足のような長期足だけ見てトレードする人は少数派だと思いますので、当然分析のレベルを短い足に切り替えて見るかと思いますが、そうするとチャートの見え方も変わってきてシグナルの反対のシグナルが出ていたりします。

まぁ、採用する時間足が違うわけですから判断する足の形状も異なるわけで、表されるシグナルも変わってくるのです。

長期足をメインシナリオとしてトレードの軸として捉え、エントリータイミングを短い足で狙ってエントリーってのが一般的ですね。

チャートを見れば見るほど迷いが生まれてきますので、結構難しいです(;´Д`)

チャートパターン

ダブルトップでチャートが「M字」を描いているのを見つけたり、ペナントを見つけてそろそろブレイクするだろうと予測してタイミングを見計らったり、これらの究極体系であるエリオット波動を使ってみたり、チャートの形状で判断するパターンですね。

どうやらエリオット波動が大人気のようで、今エリオットの何波なのかを数えて値幅を予測したり、次の流れを予測してみたりと、色々と出来る事は多いようです。

しかし、リアルタイムにチャートの形状を判断するのは熟練者の業となりますので、不慣れな時期は意識しない方が良いかもしれません。

ちなみに僕は雑念でチャートを見ているので、よくパターンを見逃します(´・ω・`)

ファンダ的な要因

トレードをしていると予測不可能なニュースに振り回されることが少なくありません。

最近では、米トランプ大統領がSNSで発信する事で少なからず相場に影響を与えています。
あの人、自分のポジションと反対の方向に動くTweetばかりするんです(´Д⊂ヽ

あらかじめ予定されている経済指標は回避することが可能なので、それほど重要視していませんが、やはり突発系の事態が致命傷になる事も多く、守りの準備をしておかなければいけないと思います。

その国の方向性を表す発表や発言になりますので、トレンドが作られやすいのも特徴ですね。

政治情勢

日本の選挙はあまり重要視されていませんが、米大統領選や、イギリスの首相など世間が注目する選挙は大きな値動きをすることが多いです。
FX取引業者によっては取引規制を行う業者もありますので、大混乱が予想されているからですね。

北朝鮮や韓国、イランなど外交問題でトラブルの多い国と巻き込まれる国の通貨は変動しやすいです。

最近ではイランとアメリカが一触即発状態にありますが、状況によっては戦争へと発展しかねませんので、油断できません。

要人発言

米大統領の発言や日銀やFRB総裁の発言など、影響力のある人が発言することで一気に相場が動き出すことがあります。

経済指標に組み込まれている様な時間が決まった発表もありますが、突発的に発表することもあったり、予定されていたけど余り知られていなかったと言うケースもあります。

基本的に明言は避けて濁したような言い回しをする事がおおいのですが、とにかく乱高下しやすいのが特徴です。

トラブル

小さいトラブルは常にありますが、領土問題や権利主張の延長で小競り合いが戦争にも発展しかねません。

まぁ、今までの経験上トラブルで相場が乱高下するような事も無かったので、それほど重要視していませんが、事が大きくなればどうなるかは分かりませんので、一応注意が必要だと思います。

僕は戦争を経験したことが無い世代ですので、どういう値動きになるのかもわかりませんが、常識的に考えて凄いことになるんでしょうね・・・

経済的な要因

最近では、米雇用統計の値動きも小動きになってきているので、以前ほど経済指標でトレンドが出来る機会も少なくなりましたね。

動いても直ぐに戻ることも多くなりましたし、全戻し戦略なんてのも考え方によってはあるかもしれません。

指標系で一番影響力があるのは、金利関係ですかね。

トレンドができやすいですし、何よりよく動きますのでエントリーチャンスは増えます。

まぁ、指標ギャンブルしていた時期もありましたが、経済指標は今やトレーダーにトって邪魔でしか無いはずです。

それ以外の要因

「ヘッジファンド」噂でよく聞く余り気持ちの良い存在ではありません。

ずっとトレードをしていると、かなり気になる存在なのです。

今動かしたのはヘッジファンドだ!という確証はありませんが、あきらかに不自然なパワープレイをするのが彼らの特徴ですので、ヘッジファンドが動かしている相場は分かりやすいです。

節目でパワープレイをする事が多く、と言うかそれが常套手段ですね。

その1:だまし

コレは先ほどのドル円月足チャートの拡大になりますが、節目のポイントに☆マークをつけました。

今の段階でヘッジファンドが入ってくるだろうと考えられるタイミングは2箇所あります。

  • トレンドラインを抜けたタイミング
  • トレンドラインがFR23.6%に達したタイミング

まず一つ目のトレンドラインを上に抜けたタイミングですが、いわゆるトレンドブレイクの状態になりますが、この状態になると、しばらく上に推移する可能性が高くなります。

なので、安心して買う人がゾロゾロと沸いてくるのです。
ある程度買い注文がまとまり上で確定だな皆が思ったタイミングでファンドは相場を下に動かしてきます。

そうすることで買い注文の損切りが執行され、一気に下落しやすい状態となりますから、ファンドの思った方向に動かしやすいからです。

次にFR23.6%のタイミングですが、こちらも同様に大勢が「売りだ!」と思ったタイミングで買いを仕掛けて上に動かしてきます。

何が言いたいのかというと、ヘッジファンドは大勢が思い込みやすい方向に餌をまきながら誘導して(騙し)一気に反対方向に動かし刈り取るのが常套手段だと言うことを知っておいて欲しいからです。

いたずらっ子が落とし穴を掘って、友達をその穴に落とすためにゆっくり誘導して落とすイメージですw
FXをしている個人トレーダーはそういうチャンスにめっぽう弱く、目先のお金に目が眩んでいるので罠かどうか判断する力が低下しています。

なので、僕の様に何度も同じ罠に掛かってしまう人が多いと思っています。

その2:意地でも割らさない・割る

良いチャートを見つけられなかったので直近のドル円1時間足チャートを例にします。

意地でも抜かさないパワープレイのレジスタンスラインを何度も押さえ込んでいるように見えますよね。
安値は切り上げているんだけど高値が一向に更新されず、ペナントが作られています。

コレを普通のチャートとみるか、ヘッジファンドが操作しているチャートとみるかは自由ですが、僕はこういう不自然に押さえ込まれているチャートは操作されているチャートだと思うようにしています。

コレを先ほどの罠として捉えることもできるのですが、ファンドはこのラインを抜いて欲しくないはずですので、意地でも死守する強い意志を感じます。

そして、トドメのパワープレイで一気に叩き落として諦めさせる。

はい、憶測で何の根拠もないです。
しかし、そういうシナリオを仮定してみるだけで、無茶なエントリーは出来なくなります。
つまり、変な希望を持ってブレイクを狙ったりしなくなると言うことです。

当然ヘッジファンド同士の戦いもありますので、それは意地のぶつかり合いで札束で相手の顔を殴っているような物です。
どっちが勝つのか決着を見極めて追従エントリーしてやろうと思ったこともありましたが、両者ともプロですので簡単に諦めないんです。

油断しているすきに一気に攻め込んでいる所もあったり、指標パワーを借りて一気に進めたりと、見ていて結構面白い部分もあるんですが、トレードしている最中に巻き込まれてしまうとたまりません。

まとめ

何がどうなって動くのかは結局分からないんですが、持論として相場を動かしているのはヘッジファンドだと思っています。

経済指標の発表や突発的なニュースでも即座に対応して一気に動かしているのはきっとヘッジファンドだと思っています。

世界情勢も経済状況もテクニカルも全部彼らに利用されるただのトリガーなのかもしれません。

こう考えてしまうと何も出来なくなってしまうので、彼らどうすれば利益を得るのかを逆手に考えて、行動すると言う選択肢もあるのではないでしょうか。