長期的に放置する前提で、MT4で稼働するトラリピのシステムをトライアンドエラーで作成しています。

パターンを変えながらバックテストを流していると、概念的な事や相場状況による向き不向きもある程度見えてきました。

トラリピのメリット・デメリット

トラリピについてググればある程度概念的な事は分かると思いますので、興味のある人は検索してみてください。

トラリピのデメリット

例えば買いトラリピの場合、下落相場の時に買いの予約注文を仕込むことになるのですが、相場が戻ってこなかった場合に多くのポジションが含み損状態になってしまいます。

上記画像中の「②このまま下落するケース」に当たるケースになってしまうと、システムはお構いなしに設定した間隔で買い注文を入れ続けます。
想定レンジである程度カバーする事は可能ですが、資金がパンクするまで機械的に買い続けます。

トラリピを考える上でこのケースが一番怖いです。

具体的にはコロナが始まった頃の相場状況を想像してみて下さい。

チャートの赤枠部分がコロナによる暴落になります。
画像はドル円チャートになりますが、ドル円ですら短期間で約11円の暴落が起きていました。

赤枠の期間で資金がパンクすればゲームオーバーになります。

ですが、青枠部分も暴落をほぼ全て戻したと言っても良いくらい短期間で上昇しています。

赤枠部分に耐えきったトラリピは青枠部分で大きな利益を作る事に成功している事を表しています。

トラリピのメリット

まず第一にトラリピのシステムを構築して何が嬉しいのか?と言うことですが、設定さえ済ましてしまえば完全放置プレイが出来る事です。

FXに退場者が多い最大の原因として、人間の感情が左右する裁量トレードはやはり難しいのです。
一時的に勝つことはあっても、長期的に安定して勝ち続けることは至難の業です。

トラリピは難しい市場分析をする必要もありませんし、エントリー毎に頭を悩ませる必要もありません。

また、先ほどのコロナのチャートですが、暴落からのV字回復を実際に目の当たりにしています。
先ほどの画像中の「①この先上昇するケース」ですね。
僕もリアルタイムでドル円の推移を見つめていましたが、とてもじゃありませんが、底値圏で買う勇気はありませんでした。
コロナに関する明るい話は一切ありませんでしたし。

テクニカル的に大きな節目となる100円の壁がありますので、買うとしても100円を割り込んでから考えるというのはあると思いますが、普通の感覚では買う場所には見えません。

しかし、トラリピでは暴落中であれ資金の続く限り等間隔で買い注文を繰り返すわけですから、資金がパンクしない限り問題が無いわけです。

青枠部分でV字回復をしている結果があるから言えることですが、普通の感覚では買えない場所で買い注文を入れ続けてくれるシステムの存在は大きいです。

暴落中は神経をすり減らすとは思いますが・・・

相場状況毎のトラリピ概念

相場は大きく分けて次の3種類に分かれます。

  • レンジ相場
  • 上昇相場
  • 下降相場

一般的な買いトラリピで運用する場合を想定して次の相場パターンを考えます。

レンジ相場

トラリピが一番得意とするパターンです。

長期間に渡り同じ水準を往復するような相場をイメージして下さい。

レンジが起きやすい通貨ペアにもよりますが、ドル円など比較的安定しているペアで起こりやすい形です。

想定レンジを考えやすいですし、仕込みを始める開始レートを決めておけば大きな利益を作りやすいパターンです。

このチャートは115円から107円までのレンジになっていますので、1個目の往復を確認してから想定レンジを考える事も可能です。
また、想定レンジの半分である111円から下から買う設定を行っていけば安値圏での買いを集めることも可能です。

上昇相場

トラリピで利益が出そうで出ない、トラリピが苦手なチャートパターンです。

トラリピの性質上、指値で買いの予約注文を仕込むわけですから、その指値にレートが到達しないと実際の買い注文が執行されません。

上昇相場を期待しながらも注文が刺さる下落を期待するしかなく、指を加えてみていることしか出来ない相場であり、大きな利益を作る事が出来ません。

一定の水準から下を仕込みゾーンとして考えるので、レートがそのゾーンに到達しない事には注文が執行されない事がお分かり頂けるかと思います。

上昇トレンドの場合、指値による予約注文ではなく、逆指値による予約注文方式をとれば大きな利益を作る事が可能ですが、反転したときのリスクを考慮すると、現実的では無いのかも知れません。

一考する価値はあるかも知れませんが、要検討です。
システムとして注文方式の切り替えスイッチ的な物があっても面白いのかも知れません。

下落相場

トラリピが得意とする相場というと誤解を生むかもしれませんが、下落時に買いを行うトラリピの仕込みに必要なチャートパターンです。

資金がパンクしない限り買いが行われ続けますので、反転上昇したときに大きな利益を生んでくれます。

このパターンはイメージしやすいと思いますが、次の画像を見て貰えればよりイメージしやすいかと思います。

理想とするパターンをじっくりと待つ

先ほどまでに書いた事を要約すると下落トレンドからの反転がトラリピに向いているチャートパターンです。

注意点としては、長期足でレンジを見定め資金がパンクしない様な間隔と枚数で運用することが大事だと考えられます。

反転を待つ事が利益を生む歩隠遁居なりますので、長期的な目線で運用することが前提となり、一気に大きなリターンを求めるような運用方針では無く、じっくり待ち構えるような心構えが必要です。

相場はレンジ間を往復する性質をもっていますから、想定レンジや数量など設定を見誤らなければ裁量の様に大きく負けることは少ないのではないでしょうか。

と言うより、僕はそう考えています。

分析や情報収集は大事な事ではありますが、結果からこじつけた理由であり、トレードの根拠にしか過ぎません。

僕たちの様な素人に出来ることは限られています。

お金を稼ぐためにFXをしているわけですから、少しでも勝率の高い方法を模索し続けるべきではないでしょうか。

個人的な結論として裁量トレードは難しいので、トラリピが一番現実的なのかなと思っている次第であります。

仮に手元に100万円があったとして、1年後にそのお金が増えているであろう方法は裁量では無いと思っています。

判断に迷うトレードによる精神的ストレス、将来への可能性を考慮してのトラリピをもう少し掘り下げて考えて進めたいと思います。