
ドル円が150円を超えて叩き落とされたのは、これで二回目。
前回は2022年10月21日、約152円から146円近くまで一日で叩き落とされています。また、そのポイントを最高値にトレンド転換し、128円まで円高が進みました。
そして、2023年10月3日23時過ぎ、ドル円は150円を突き抜けてから約3円一気に叩き落とされた状態となっています。
前回も150円を超えて叩き落とされているので、今回も150円目前に警戒モードが続いていましたが、突然の大変動にロスカットされた人も多いのではないでしょうか。
二度あることは三度ある。ドル円が150円を超えられない意味を考えてみます。
為替介入?

日本が為替介入を行うとアメリカから怒られるので、昨日の変動が介入だったのかハッキリすることはないでしょうし、誰が操作したかはどうでも良くて、事実としてドル円は瞬間的に3円暴落したということは変わりません。
さて、今回の値動きが介入だったのかは分かりませんが、桁違いの指し値注文が執行されたような動きであり、しつこく何度も頭を叩いてくる介入の動きではないように思えます。
現に149.2円付近まで戻ってきていますので、介入として甘すぎる対応と言わざるを得ません。
なので、誰がやったのか?に関してはヘッジファンド説が濃厚です。
根拠はありませんし、日本政府が介入を行ったと発表することはないでしょうから、ハッキリすることはありませんが、なんからの説を立てて置かなければ、この先も振り回されるだけです。
介入なのか、仕掛けなのかによってシナリオが変わってくるポイント
過ぎた値動きに固執してもしかたありませんので、これから先未来を見据えて対策をおこないところです。
今回の値動きは誰が作ったのか。「犯人は誰なのか」がこの先の展開で重要なポイントになってきます。
日本政府の介入ならば、150円を絶対に抜かせないでしょう。ヘッジファンドの仕掛けなら150円を抜けてくるシナリオが考えられます。
日本政府の介入だった場合
仮に、日本政府が150円を絶対に超えさせないために介入をしたのであれば、150円付近が強烈なレジスタンスラインになるということです。
もし、日本政府による介入ならば絶対死守する事でしょう。国益が関わる大きなポイントなるので、何度も同じポイントで繰り返し介入を続けることでしょう。
昔のスイスのように。
ヘッジファンドの仕業だった場合
ヘッジファンドはハゲタカと呼ばれるプロ集団ですので、自分たちが儲かりさえすればそれで良いのだと、僕は思っています。
なので、150円を超えたところで叩き落とす桁違いの指し値をセットすると同時に、150円を超えることが当たり前であるような動きを演出もするでしょう。
そこで、次のチャートを見てください。ドル円の日足チャートです。

非常に強く安定した上昇トレンドだと言えますが、これが150円で叩き落とすために仕掛けた餌だったとしたらどうでしょうか?ヘッジファンドからするとこのような演出は朝飯前なのかも知れません。
まぁ、憶測なのでなんとも言えませんが、一つのシナリオだと仮定すると、このような罠も十分考えられると思うのです。
ヘッジファンドの仕掛けだったとすると、罠は実行済みですので同じ罠はないでしょう。なので、150円をスルスル抜けていく可能性があります。
この先の展開
誰が今回の犯人なのかによって、この先の展開が変わってくる重要なポイントに違いありません。
しかし、犯人が誰なのか分かることはないでしょう。
結果として、150円を超えるかどうかで犯人が分かるくらいの話ではありますが、ハイレバトレーダーとして、この展望を持っておくことは大事だと思います。