日々変化する相場状況の中でパターンを見つけ、パターン別の戦略で挑むのがトレードの基本です。

頭で分かっていてもそれを実行出来ない、当たり前のことが出来ないトレーダーであるが故に、当たり前であるべき事を整理します。

相場状況は大きく分けて「トレンド相場」と「レンジ相場」に分かれますが、加えて「変化期」と「転換期」があると考えています。

漠然としたイメージとして、レンジ相場では逆張り戦略、トレンド相場では順張り戦略が基本中の基本であり、当たり前の話です。

当たり前の事が出来ないので、復習をしながら練習をして少しずつでも勝利を上げるために頑張るわけです。

では、定義別に基本を復習していきます。

いつもより長い文章になってしまったので、本気で頭を整理したい人は気合いを入れて読んでください。

相場のフェーズ

一般的に「トレンド相場」や「レンジ相場」は有名ですが、「変化期」と「転換期」は僕が今まで感じていたことを表した造語です。

まず、言葉の定義を説明しておきます。

トレンド相場:規則性を持ち一方方向に推移する値動きのこと

レンジ相場:規則性を持ち一定幅を何度も往復する値動きの事

転換期:V字・U字回復などのような下落トレンドから上昇トレンドへ急転換するまでの間の値動きの事

変化期:トレンド相場からレンジ相場へ移行する際に見られる悩ましい値動き

トレンド相場とレンジ相場については後述するとして、転換期と変化期について説明しておきます。

転換期と変化期

個人的に、相場はトレンドとレンジで単純に二分出来る物では無いと思っています。

FXに限らず相場の何が難しいのかというと、いつその状況が変わるのかが分からない事が前提にあります。

早く波に乗れたからと行って勝利が約束されるわけでも無く、早く乗りすぎたが為に損をする事だってあります。

トレンドの最中は戻り売りや、押し目買いによってトレンドの流れに乗る戦略が有効であり、レンジ相場でもレンジの上限で売り下限で買う戦略が一般的です。

利益が伸びていく場面ではそれほど悩む事はありませんが、含み損が拡大していく場面では「もしかして・・・このまま転換するのか、それともレンジへと変化するのか・・・」と悩みます。

またそういう場面では揺さぶりも多く表れ、自分の心も大きく揺さぶられてしまい悩み迷い損失を拡大させてしまうことが多いです。

転換期

転換期とは、トレンドが転換する一時的な状態を表した造語です。

トレンド相場から価格がピョコンと飛び出した状態で、この状態を「ノイズとして捉えるのか」「ブレイクとして捉えるのか」判断が難しい状態です。

V字回復やU字回復をする場面に見られ、転換期には多くの騙しが発生しやすくなっています。

よく見るパターンとしては、黄色のマーカー部分がそれです。
今まで守られていたラインをピョコンと飛び抜けている部分が騙しです。

安値ブレイク、高値ブレイクで「抜けたー!」勘違いしてしまい、そのポイントで突っ込みエントリーをしてしまう場面です。

騙されてエントリーしてしまうと、大抵助かりません。
なぜなら、騙しの直後は急激に反転して行くことが多く、経験的に短時間で30-60PIPS程度は一気に戻すことが多いですね。

後で見るとなんてこと無い形なんですが、リアルタイムで注視していると引っかかることが多いです(;´∀`)

しかし、転換期にも救いはあります。

大抵、騙しの後は一方通行になりやすいので、早期の損切りを行いドテンエントリーする事で直前の損失は回復できることが多いです。

ハイレバ全力だと30-40PIPSでロスカットになる事も多く、ロスカットは強制的な損切りですので、転換期の場合は再入金することでなんとかなることが多いです。

なので、失敗してもハイレバだと救済されるかも知れないのが転換期です(´・ω・`)

変化期

次に「変化期」ですが、こいつが非常に面倒くさいです。

実は「転換期」と区別を付けるのも難しく、直ぐに戻ったら転換期だと考え、値幅も方向性も安定せず不安定な動きを見せたら「変化期」だと考える様にしています。
いずれも後にならないと分からない事あり、損をしやすい場面です。

僕はこの状態が一番苦手です(;´∀`)

通常トレンド相場が一段落すると停滞します。
数時間停滞することも珍しくありません。

画像では「変化期」の後に上昇し下落しています。
覚悟を決めずにスケベ心でエントリーしていたり、転換期の様にドテンしてしまうと、確実に往復ビンタを食らいますので、本当に面倒くさいです。

後で見ると「レンジ相場になったんだな」と分かるんですが、リアルタイムですと「転換期」によるV字回復が起こったと思っても仕方ないし、軽くパニックになれる場面です。

画像では変化期の後、上に戻しながらレンジ相場になっていますが、下に推移しながらレンジ相場になる事もありますので、この状況に遭遇したのであれば見送るのが最善の策だと思います。

よく分からないときに無理にエントリーする事はありません。
明日良いパターンになったときにエントリーすれば良いだけです。
※ポジポジ病には酷ですがそれが身のためです。

事前にポジションを持っていて巻き込まれてしまうのは仕方ありませんが、右往左往しやすいポイントになっていますので、微益や微損の場合は撤収した方が良いかもしれませんね。
僕はそうしています。

転換期と変化期との付き合い方

ぶっちゃけ、相場がこの先どうなるのかなんて誰にも分からないので、必ず転換期や変化期に遭遇します。

日足や4時間を見ていれば気にならない値動きでも、短い時間足を使っていれば、一日に何度も目にします。
そして、転換期によるトレンド転換なのか、変化期によるレンジ突入なのか、悩み揺さぶられます。

エントリー直後ならなおさら不安な気持ちが強くなります。

チャートを見るから不安になるわけで、分析を行い根拠を持ってエントリー出来ていれば、損切りしても仕方ないと思えます。

いや、強制的に思い込むしか無いんです。

エントリーする前は悩んで良いんですが、エントリーしてからは結果を待つだけですので、見ていても仕方ないです。

1PIPS、5PIPSの動きを見て喜んでいても、1時間後にはもっと遠くに行っているかも知れないし、同じ場所に居るかもしれません。

見ているだけ無駄になることの方が多いかも知れません。

1分や5分などの短い足を見ていても意味が無いので、4時間や日足などで、見逃しているサポレジを探したり、自分のエントリーポイントが正しかったのかを検証したりする方が有意義です。

「エントリー間違ったなぁ」「早まったなぁ」「もっと良いところで入れる可能性があったかも知れないとなぁ」と思えるのなら、決済して新しいエントリーで入ることだって出来ます。

損をするメカニズム

エントリーしてから一度もプラテンすること無く損切りする事も少なくありませんが、どうしてそんなことになってしまうのでしょうか。

根拠を持ってエントリーしたものの、含み損のままでは不安な気持ちになってしまいます。

「エントリーを間違えた」「ちょっと早かったかも知れない」と時間の経過と共にその不安は大きくなっていきます。

大体、損をするときはエントリーポイントが悪いです。

「転換期」「変化期」による揺さぶりに負けてしまい和悪ポジションを掴んでしまう、もしくはもう直ぐ「転換期」「変化期」が来てしまい損をするかも知れないと思い込んでしまうことです。

ポジションクローズ後にその方向へ大きく伸びていくこともあり、悔しい思いをすることも多いですが、不安から解放されるための利確であったり損切りになりますので、自分の中で解決するしかありません。

もっと利を伸ばしたい、もっと早く損切りで切るようになりたいと思うなら、検証を重ねて自信を付けるしか無いと思っています。

ローソク足と時間軸

チャートというのは、過去分を見直すとトレンドである事が一目瞭然なのですが、リアルタイムでみると分からなくなる場面もあり、その判断が非常に難しいです。

そもそもローソク足というものは、見る時間足によって全く見え方が違います。

長い時間軸の中には下位時間軸の結果があり、時間軸の短いローソクの集大成が上位時間足のローソクになっています。

5分や15分などの短い足でトレンドが最初にできて、1時間足でもその流れが継続し、日足や週足でも確認出来る位のトレンドに成長になるわけですので、短い足のトレンドもバカに出来ないのです。

トレンドの初動はいつも下位時間足から始まります。

なので、どんな時間足でもトレンドの判定自体は可能でして、トレードスタイルに応じて好きな時間軸を使ってトレードする事は理論上では可能です。

トレンド相場

どんな時間足にでも、価格が一方方向に進む場面が多々あります。

上下運動を繰り返しながら規則正しく価格が一方方向に向けて推移するのがトレンドです。

一般的には日足や週足のような時間軸の長いチャートで方向を見てトレンドの方向を決めると良いとされています。

トレンド相場には順張りで対応することで大きな利益を狙うことが可能になりますが、緩やかなトレンドの場合、大きな利益に育つまでには時間がかかります。

トレンドの定義

何を持って今がトレンド相場だと定義するのか。

一般的にトレンドラインやチャネルを引いて規則正しく一方方向へ推移している値動きをトレンドと言います。

トレンドラインタッチによる押し目買い(順張り)が基本的な戦略になります。

ザックリ言うとたったこれだけです。

トレンドの判定方法

トレンドはある程度の時間継続しますので、過去チャートから法則性を見つけ出し、ラインなどを引くことでトレンドを見つけることが大事です。

画像の様に、大きくトレンドを見る方法もあれば、最小単位のブロックでトレンドを判断する方法もあります。

何を持ってどういうテクニカルツールを用いて判断しても自由ではありますが、僕はトレンドラインを使って判断しています。

画像の様に高値切り下げが規則正しく行われ、ある程度の時間継続している動きをトレンドと定義しています。

初動で掴むことが出来れば大きな利益を狙えますが、転換期や変化期のことがありますので、ある程度の経過を見ないと自信をもってトレンドだと判断出来ません。

下落トレンドの場合、高値と高値が繋がるポイントでラインを繋ぎ、規則性を見つけることに意味があります。
上昇トレンドの場合は安値と安値を結び、その規則性を探します。

他にはMAが押し目になっていたりする場合も多いので、今有効なMAのパラメーターを探すのも面白いかも知れません。

トレンド時のトレード方法

今がトレンドだと分かれば、トレード方法も決まってきます。

下落トレンドの場合は高値で売り、上昇トレンドの場合は安値で買うだけです。

先ほども書きましたが、トレンドが発生したと分かるまでにはある程度の時間の経過を見ないと分かりませんので、トレンドの天底でエントリーする事は不可能です。

もし、天底でエントリー出来ていたとすると、それは運に頼った逆張りトレードです。

基本的な戦略は押し目買いと戻り売りが安全であり、比較的早くトレンドに乗れたことを確認できるので、安心度が高いです。

トレンド方向に逆らった短期的な逆張りトレードも有効ですが、失敗するとトレンド方向に連れて行かれるリスクがあるので、トレンド方向に沿ったエントリーが安全です。

画像のエントリーポイントを見つけることが根拠になり、そこで思い切って売りエントリーを仕掛けると底値まで約1,200PIPSです。

しかも、ラインタッチがヒゲ先になりますので、ヒゲ先でエントリー出来ていた場合、エントリー地点以外で含み損になっていません。

エントリー時点では直近の流れの逆張りになりますので、怖いかも知れませんが、怖いのは一瞬でありその後は、高みの見物で利益が育つのもニヤニヤしながら見守るだけです。

他のどんなポイントでエントリーするよりも安全な場所になります。

リアルタイムでエントリーするのは難しいので、指値を設定しておくという手もあるわけです。

理想はこんな感じのことをしたいのですが、どうにも上手くいきませんよね(;´∀`)

レンジ相場

相場の殆どはレンジ相場ですので、レンジを制する者は相場を制す!です。

1回の値幅はトレンド相場の値幅には遠く及びませんが、レンジ相場でトレードを繰り返すことで、トレンド相場以上の利益を得ることが理論上では可能です。

100PIPSのトレンドを取れると気持ちよよいですが、1日に1回あるかないかくらいの頻度ですので、チャンスはそれほど多くありません。

しかし、それ以外の場面は殆どレンジ相場ですので、例えば25PIPSを何度も取ることが出来ればトレンド相場以上に稼ぐ事が出来ます。

理論上ではね。

レンジ相場の定義

一定の間隔と規則性を保ちながら往復を繰り返す区間をレンジ相場と定義します。

ノイズなどもありますが、ある程度の規則性を持って一定期間往復している区間を黄色でマークしました。

画像はポンド円の4時間足チャートですので、1つのブロックで3日とか4日とかそういう期間になります。

画像では1つのブロックの値幅は約100PIPSありますので、レンジとしては充分な値幅です。

時間軸の短い足でチャートを見ているともっとエントリーチャンスは増えます。
騙しも増えますが。

レンジ時のトレード方法

高値で売り安値で買い戻し、それを単純に繰り返すだけです。

たったこれだけの事なんですが、これまた難しいんです。

レンジ相場はトレンド相場に比べて寿命が短いです。

そのため「転換期」「変化期」がいつ来てもおかしくないわけでして、その恐怖と戦い続けなくてはいけません。

そして、利確もエントリーも素早く何度も行わなくてはいけません。

法則性は2回目よりも3回目の方が崩れやすくなりますし、4回目なんてどうなるか分かりません。

しかし、高値安値での逆張りでエントリーしていると言うことは、その時点で戻る可能性が高い有利な場所でのエントリーになりますので、法則性が崩れたとしても助かる可能性が高いです。

法則性が崩れたのを確認出来たのならば、早期に撤収する事だってできます。

間違っても、ブレイク狙いの順張りはダメです。
底ショート天助ロングになってしまいますので。

僕は未だにやってしまいますが・・・

相場状況に応じてやるべき事をするために

FXは、今がどういう状況なのかを素早く正しく認識し、その状況に応じた内容でトレードするだけなのです。

たったこれだけの事が出来ない。

欲であったり恐怖であったり、色んな感情が全力で邪魔をしてきます。

勿論簡単な話では無いことは分かっていますが、いつまで経ってもあまり成長していない気がするんです。

性格的な問題もありますが、当たり前の事が出来ないのに安定的に勝てるようになるわけもありません。

トレンド相場は押し目や戻りで順張り。

レンジ相場は逆張り。

転換期や変化期では様子見。

よく分からないときも様子見。

分析してもちょっとしか勝率があがらないのに、なんとなくにエントリーして勝率が上がるわけもありませんよね。

エントリーするときはトレンドかレンジに限定し、エントリーするべきポイントでしかエントリーしないように徹底すると勝率は必ず上がるはずです。

でも、そうで無いところでエントリーしてしまい、利益を減らしてしまうこともしばしば。

やはり、今の相場状況を見極めるためには環境認識が必要不可欠で、エントリーに自信と覚悟を持つためには分析能力を上げるしか無いかと思っています。

全ては自分の利益のために。