ずっとFXをやっていると忘れてしまうことがあるんです。

FXはそもそもレバレッジを効かせた両替であると言うことを。

たかが両替で預けた資金を失うなんて事があってはいけないと思うのです。

レバレッジを掛けて運用するのが当たり前になっていますが、目先の利益に目が眩み欲望に負けて高いレバレッジで運用するリスクの仕組みを改めて認識しておこうと思います。

レバレッジ1倍と外貨預金

レバレッジに慣れすぎている為、実際にどれくらいの金額が動いているのかを忘れてしまっている人も多いと思うので、両替の原点であるレバレッジ1倍で考えていきます。

例えば1ドル100円で1万通貨の両替を行うとするとこういう計算になります。
「100円×10,000通貨=1,000,000円」

この時点で1万ドルの価値は100万円です。

現物取引になるので、1万ドルを両替するのに必要な資金は100万円です。

為替変動による残高の推移

1万ドルを日本円に戻す際、1ドル101円に値上がりしている場合の計算式はこうなります。
「101円×10,000通貨=1,010,000円」

1ドル99円に値下がりする場合の計算式はこうです。
「99円×10,000通貨=990,000円」

これは外貨預金と同じ仕組みであり、レバレッジ1倍と同じ意味になります。
※手数料やスプレッドは考慮しません。

強制ロスカット

各業者によって定められている強制ロスカットレートがあります。
XMの場合20%で設定されています。

これは証拠金がその水準を割り込んだ時点で取引を強制終了させてそれ以上損失を出させない仕組みとなっています。

先ほどの例を流用するとこうなります。
「100円×10,000通貨=1,000,000円」

1万ドル両替するのに必要な証拠金(担保)が100万円ですので、1ドル20円を下回ったタイミングで強制ロスカットが執行され、為替損益は80万円のマイナスとなり、手元に残るお金は20万円という計算になります。

全額失う恐れがある中、20%でも手元に残してくれる有り難い仕組みです。

レバレッジn倍

ここからが本題です。

レバレッジは、その倍率に従い必要な証拠金を引き下げるブースト機能です。

例えば1ドル100円で1万通貨の両替をレバレッジ2倍で行うとするとこういう計算になります。
「100円×10,000通貨÷2倍=500,000円」
※強制ロスカット20%=10万円を割り込んだタイミング

レバレッジ25倍で計算するとこうです。
「100円×10,000通貨÷25倍=40,000円」
※強制ロスカット20%=8千円を割り込んだタイミング

レバレッジ500倍で計算するとこうです。
「100円×10,000通貨÷500倍=2,000円」
※強制ロスカット20%=4百円を割り込んだタイミング

レバレッジは違えどいずれも1万通貨を両替する際に必要となる証拠金です。

普段当たり前のように使っているレバレッジですが、少ない資金でも大きな取引が出来る仕組みをよく考えなくてはいけません。

レバレッジ25倍の場合、4万円あれば100万円の両替が可能と言うことであり、レバレッジ500倍に関してはたった2千円で100万円の両替が可能なのです。

少ない資金(証拠金)で桁違いの両替が可能でありますが、相応にリスクがある事を理解しなくてはいけません。

レバレッジを高くすれば少ない資金でもトレード出来る利点がある代わりに、資金が少ないと強制ロスカットまでの距離も近くなります。

本来の両替とかけ離れたFX

FXは両替です。
レバレッジを使うからその感覚がおかしくなるんです。

ここまで読んで貰って、普段何気なく行っているFXに違和感を感じませんでしたか?

僕が思っているFXは少なくとも両替からかけ離れた物でしたので、違和感しかありませんでした。

レバレッジを使うからロスカットの恐怖に怯えるんです。

しかし、少ない資金でトレード出来るハイレバのメリットは絶大です。

でも、たかが両替で資金を失うなんて事があってはなりません。

よって、高いレバレッジを掛けて運用する場合にそのリスクをよく考えなければいけません。

FXに入り込みすぎると両替の感覚が薄れるのでこの事を頭の片隅において頂けると幸いです。