- ハイレバを使えば大金持ちになれる!
- レバレッジは高い方が有利になる!
このような間違った認識をお持ちの方が多いようですので、改めてハイレバの使い方について、少しお話をしてみようかと思います。
ハイレバを使ったトレードは非常に刺激的で面白いものです。朝エントリーしたポジションが夕方には100万円の利益を生んでくれていることも少なくありませんでした。しかし、このようなうまい話ばかりではなく、気を抜いてしまうと1時間も持たずにロスカットされてしまうことがほとんどです。
ハイレバトレードでうまくいってない人は参考にしてみてください。
ハイレバトレードの注意点
相場の世界に常勝はあり得ません。プロだって負けるときがあるのですから、素人がハイレバで勝ち続けられるわけがないんです。一度の負けで資金の大半を失う可能性が高いハイレバは本当に扱いが難しいものです。
このことを踏まえて、ハイレバを正しく使うために注意すべきことは次のとおりです。
- 調子に乗るな
- 往復を狙うな
- 一日一回だけエントリーしろ
- 都合良く相場は動かない
私の感覚的に、エントリーポイントを絞って一日一回だけハイレバでトレードするくらいの感じがちょうど良いです。
なぜなら人は、調子に乗りやすい生き物であり、一度うまくいくと自分が上手いと勘違いしてしまうからです。
私もそうだったので気持ちはよく分かりますよ。1万円が数時間で10万円になれば、誰だって勘違いしてしまいます。調子に乗ったときにドカンとやられてしまうんです。
しっかりとテクニカル分析を行い、ここぞという場面でハイレバは使うものであり、日常的に高いレバレッジは使うものではありません。いつでも全力トレードは必ず破綻します。
トレードは難しくない
利益を作る方法は次の二点しかありません。
- 買い:安いところでエントリーし高いところで決済する
- 売り:高いところでエントリーし安いところで決済する
チャートで表現すると、次のような場面でトレードをすればいいだけなんです。
相場には正解があるように見えて、実は正解がありません。
正解のない答えをあれこれ考えても答えなんてでてきませんので、ある程度の予測を立ててトレードを行っています。
失敗したくないから答えを求める。答えがないから分からない。そして、たくさんのテクニカルツールを入れて分析してるようなことをやってしまいがちです。だけど答えが分からず悩む。
相場の基本は大きい波に乗ることです。
大きい波に乗るためには、日足や週足レベルの大きい時間軸で相場を見なければいけません。
ハイレバトレードのやり方
全力具合にもよりますが、ハイレバで50PIPSも逆行すれば致命傷となっていることがほとんどです。
どこでエントリーしてもこのリスクは同じです。
ならば、逆行しにくいと思える場所でエントリーすればいいじゃないですか!
50PIPSで破綻するリスクがあるにもかかわらず、50PIPSで利確するのはリスクに見合ったトレードとは言えませんよね。少なくとも2倍以上のリターンが見込める場所でエントリーするべきです。
ハイレバトレーダーにとって、その場所を探すことが重要です。
少なくとも、どこでエントリーしていいか分からないようなレベルの人は、ハイレバトレードをやるべきではありません。
エントリーポイントの探し方
トレードの基本は大きい足で流れを確認して、小さい足でエントリーポイントを合わせることです。
小さい足だけでトレードするのは、ただのギャンブルです。
大きい波をみて、その波に乗るポイントを小さい足で見つけて波に乗っかる。これが基本です。
大きい流れを見極める
チャートを眺めていると一定のルールで推移している場面が多々あります。
まずは、そのルールをブロック単位で見つけることです。
間違っていてもかまわないので、とりあえずチャートにブロックをたくさん作ってください。
例えばこの画像。これは今現在のドル円日足チャートです。
この画面を見るだけでも5個の大きなブロックが見て分かると思います。
エリオット波動とかあまり難しいことを考えずに、直感的に分かるブロックを見つけてください。
一つのブロックの始まり近くでエントリーし、終わり近くでクローズすれば良いだけなんです。
どこで始まり、どこで終わっているのか。
自分ならどの辺でエントリー出来そうか?を考えることが重要です。
エントリー出来そうな場所に集中的にテクニカルツールを使って分析しても良いですし、トレンドラインや水平線を引いても構いません。自分が出来るトレード根拠を見つけるのです。
相場なんてこれの繰り返しです。大きく伸びるブロックもあれば短いブロックもあります。
ここだ!と思う場面でハイレバエントリーすればいいんですよ。
タイミングの合わせ方
この画像は今のドル円日足チャートの最新部分です。
見て分かるように、規則正しい上昇トレンドの最中で、トレンドラインの下限にタッチする場面です。
この状況から考えて考えられるシナリオは二つ。
- 下限タッチで上昇再開なら安いところで買いエントリー
- 下限ブレイクでトレンド転換なら高いところで売りエントリー
この流れだけはどれだけ分析してもどっちになるか分かりませんので、シナリオを想定しておきます。
どちらのエントリーをするかは一考する余地はありますが、上昇トレンド中ですので、❶になれば長期的な利益を得られる可能性は高いです。❷の場合はトレンド転換の始点ポイントになりますから、こちらも長期的な利益を得やすい場面です。
しかし、売り戦略はマイナススワップがありますので、できることなら買い戦略で挑みたいところですが、相場はこちらの都合なんて関係ありませんので、私たちは流れに乗っかるだけです。
もちろんだまし的な動きもありますので、ある程度予測に反した流れになったら損切りは必要です。
このことを踏まえて、短い足を見てみましょう。次は同チャートの1時間足です。
今の位置は、日足ではトレンドラインにタッチした状況でしたね。
直近安値を割り込んできたら、トレンド転換したと考えて問題ないレベルかもしれませんので、買い戦略でいくならば、時間足も下ひげ陽線になりかけているので、損切りを直近安値に設定していエントリーして良いタイミングです。
売り戦略で行くならば、高いところで売らなければいけませんので、もう少し上昇してから売った方が無難です。丸枠の高値部分付近から再度落ちるようでしたら売りを仕掛けてもいいかなといった感じです。
このように、大きい時間軸のチャートで大枠のシナリオを考えておいて、タイミングを小さいチャートでシナリオごとに合わせる。
1時間足チャート以下で見ても構いませんが、小さい値動きにはそれほど価値はありませんので、1時間足レベルでタイミングを合わせる方が良いかと思います。
小さい時間足でチャートを見ていて、瞬発的に大きな値動きがあったら発作的に飛びついてしまう可能性がありますので、冷静に大きな目線で捉えてください。
まとめ
ハイレバは負け込むと泥沼になりますので、シンプルに自信を持って謙虚にトレードすることが重要なポイントです。
私も含め、たぶんあなたもトレードは上手ではありません。
- 焦り
- 苛立ち
- 欲望
いろいろな葛藤があるでしょう。
だから、一日一回だけ冷静にトレードできるポイントを探せば良いんです。
良いポイントがなければトレードしなければ良いだけですし、焦ってトレードしても破綻するリスクが高まるだけです。
負けないために、調子に乗らずここぞという場面でのみトレードをする。
一度、落ち着いてよく考えてみてください。
トレードでやるべきことはそれほど多くありません。
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