スタンダード口座を使っているトレーダーは多いかと思いますが、手数料など取引コストが分かりにくいゼロ口座を敬遠されている人もいるかもしれないので、実際どちらがお得なのか分かる一覧表を作ってみました。
取引コストを比較するに当たり、無視できないのがXMからのボーナスです。
スタンダード口座にはXMPや入金ボーナスが付与されますが、ゼロ口座ではボーナス系の恩恵が受けられません。
特にXMPボーナスはトレードを繰り返せば繰り返すほど貯まっていく仕様になっておりますので軽視出来ませんが、ボーナスを考慮すると計算が複雑になってしまうため、今回の計算では考慮していません。
口座の違いはを公式の取引口座タイプご確認ください。
スタンダード口座のコストを基準に比較して考える

XM公式にある平均スプレッドを基準に考えます。
個人的に代表的なペアをスタンダード口座で例に挙げると、ドル円の平均スプレッドが0.016、ユーロ円が0.023、ポンド円が0.036となっており、1ロット10万通貨の取引に必要な取引コストはドル円で1,600円、ユーロ円で2,300円、ポンド円で3,600円となります。
1ロットを取引するに当たりスタンダード口座よりも取引コストが安ければゼロ口座の方がお得と言うことになります。
ドル円の場合スタンダード口座で1,600円になりますので、ゼロ口座の手数料が1,500円+スプレッドが100円のラインが損益分岐点(レート150円)となります。
ユーロ円の場合スタンダード口座で2,300円になりますので、ゼロ口座の手数料が1,900円+スプレッドが400円のラインが損益分岐点(レート190円)となります。
ポンド円の場合スタンダード口座で3,600円になりますので、ゼロ口座の手数料が2,400円+スプレッドが1,200円のラインが損益分岐点(レート240円)となります。
レートが円高に進めば進むほど取引コストでお得になるのがゼロ口座です。
XMのボーナスを考慮する必要がある
1回のトレード単位で考えると、上記の通り損益分岐点でお得なラインが明確に分かりますが、XMのボーナスもバカに出来ません。
入金ボーナスには上限額が儲けられていますので、毎回入金ボーナスが付与されるわけではありませんが、不定期に入金ボーナスのリセットが行われますし、最大$5,000のボーナスはやはりトレードの安心感に繋がります。
XMPもトレードを重ねれば数千ドルと貯まっていることも珍しくないので、これもトレードの底上げになります。
これらのボーナスを考慮すると、取引コストの損益分岐点が下がるわけですが、あくまでもボーナスとしての位置づけで考えるのであれば、重視するのも危険な考え方になるので、1回の取引コストで考えるか、ボーナスを重視するかが意見の分かれるところでは無いでしょうか。
取引コストはバカにできない
最後になりますが、スプレッドや手数料を甘く見てはいけません。
これらの取引コストは、トレードする度にかかる必要経費ではありますが、極力抑えた方が良いです。
特に、1日のうちに何度もトレードを繰り返すスキャルピングにおいてはかなりのウエイトを占めてきます。
例えば今のポンド円は153円になりますが、1ロットでのトレードを行う場合、スタンダード口座では3,600円かかり、ゼロ口座では2,700円かかります。
1回のトレードで900円の差があります。
1日に3回20営業日トレードするとした場合、5.4万円の差になります。
これが10ロットで取引していたとなると、取引コストだけで月間で54万円も損をしている計算になります。
取引コストは毎回掛かりますので、何回もトレードをする前提であるのならば一考するメリットもあるのでは無いでしょうか。
自分の取引コストについて是非一度見直してみてください。