私がトレードをしている時にやっていた大きな勘違い。
どのテクニカル分析でも同じ事が言えるのですが、テクニカルのサインってありますよね。
例えば、移動平均線の場合だとこんな感じのやつ。
- ゴールデンクロス・デッドクロス
- ラインタッチによる押し戻り
- 価格と移動平均線の関係
- 短期移動平均と長期移動平均線のバランス
相場の分析は長期足で見た方が良いってのは分かっていたんですが、長くても数時間以内に決済するようなデイトレードの場合はそれほど関係ないことが多かったので、その足で分析した足でトレードをすることが多かったように思えます。
「すぐ逃げるから行けるやろ!」ってな感じです。
でもね、違うんですよ。
やっぱり、チャートの分析は日足以上の足でやるべきなんですよ。
なぜなら、大きい波は継続するからです。
実際にチャートを見て確認していきましょう。
ドル円日足チャートに週足の移動平均線(MTF)を表示させた図

チャートはドル円日足です。
移動平均線は、週足の移動平均線をMTF(マルチタイムフレーム)で表示させた物になります。
このチャートを見る限り、簡単な移動平均線のサインだけでトレードしていたとしても、大きな利益を取れると思います(結果論ですが)。むしろどうやったら負けるのかが分からないチャートだとも言えます。
多分ね、日足以下のチャート、例えば15分足とかで同じような分析をしても、同じような形になると思うんです。チャート分析をする以上、何かしらの結論を出さないと意味がないので、それなりに規則性を持って推移しているとポジティブに考えてしまうんですよ。
だから勘違いしてしまう。
分析の精度は確実に日足以上のチャートの方が高いですし、持続時間が桁違いです。
15分と日足のテクニカル分析を同レベルで考えてしまうことが間違いなんです。
15分足とかだと、見る度にチャートの景色が変わっていることが少なくありませんが、日足以上のチャートなんてほぼ無風状態です。
短い時間で何度も、買いだ!売りだ!ってやるよりも、日足だけ見てドンッと一発エントリーして放置してれば負けないんじゃないかと。
よくね、長期足で流れを掴んで短い足でタイミングを合わすって言うじゃないですか?
タイミングなんて合ったことがないんですよw
雨が降ったら服が濡れるし、風が吹いたらヘアースタイルが乱れます。
雨なのに一滴も水に濡れないようにしたり、ヘアースタイルを死守しようとする方が間違いなんです。
雨の当たらない場所を予測することなんて出来ないけど、雨が降らない日を知ることは出来ます。
要するに、短期デイトレーダーは欲ばりすぎってことです。
自然に身を任せるだけで行けるんじゃないかと?
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