- 📈ロング(買い注文のこと)
- 「long position(ロング・ポジション)」は、「長く保有する」=価格が上がると利益になるポジション。
- 英語の “long” は「長い」という意味。→ 投資家がその資産を長期にわたって保有する(あるいは保有しようとする)姿勢から来ている。
- 📉ショート(売り注文のこと)
- 「short position(ショート・ポジション)」は、「足りない・不足している」=資産を借りて売るという行為。
- 英語の “short” は「短い」「不足している」という意味。→ 実際にその資産を持っていない=**ショート(欠けている)**という意味合いです。
まぁ、語源的なことはどうでもよくて、ロングは買い、ショートは売りという意味です
以下に、基本的な考え方を整理します。
目次
買い注文と売り注文の違い
📈ロング
ロングは、値上がりを期待した注文で、安く買い高く売るが鉄則です。
たとえば、1ドル150円のドル円を1万通貨をロングして、151円になってから決済すれば1万円の利益が得られます。反対に値下がりすると損をします。
買ったときより値上がりしていれば利益。値下がりしていれば損失。シンプルで分かりやすいですね。
📉ショート
ショートはロングの逆パターン(高く売り安く買う)で考えて問題ないのですが、売りから始める・・・?と混乱する人が多いので説明しておきます。
シンプルに、下がると思えば売れば良いです。

ショートとは、株式相場で言うところの空売りのことです。
FX会社に通貨を借りて、後で返す方式になっています。
ショートの流れはこうです。
- FX会社から通貨を借りる(1万通貨)
- 借りた通貨を売却する(1ドル151円)※内部的には、手元に151万円ある状態
- 価格が下落したら買い戻す(1ドル150円)※150万円で1万ドル購入
- FX会社に返却する(1万通貨)※最終損益が+1万円
この流れを図解で説明するとこうなります。








FX会社は手数料で設けていますので、客が損をしようが関係なく、貸した通貨が返ってくれば問題がないのです。
ロング(買い)の使いどころ


価格が上がると予想するときにロングを行います。
状況 | ロングが有利な理由 |
---|---|
経済指標が良い(GDP上昇、雇用改善など) | 通貨や株に対する信頼が高まり買いが入る |
上昇トレンド中 | 高値更新が続く局面では順張りで利益を狙える |
サポートラインに到達 | 過去に反発している価格帯で反発を狙う |
ショート(売り)の使いどころ


価格が下がると予想するときにショートを行います。
状況 | ショートが有利な理由 |
---|---|
経済指標が悪い(失業率悪化、利下げ観測など) | 通貨や株に対する不安が強まり売られる |
下降トレンド中 | 安値更新が続く局面では順張りで売りが有利 |
レジスタンスラインに到達 | 上値が重い価格帯での反落を狙う |
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