どの時間帯にFXをするのが効率的なのか?
その答えは、どんなトレードをするのかによって変わってきます。
東京時間:ボラ低く、レンジ多め
9:00〜17:00ロンドン時間:ボラ高く、変則的な動き多め
16:00〜1:00(冬は17:00〜2:00)ニューヨーク時間:ボラ高く、トレンドが起こりやすい
21:00〜6:00(冬は22:00〜7:00)

例えば、安定したスキャルピングをやりたいなら、東京時間が狙いやすいですし、大きな逆張りやブレイクアウトなどを狙いたいならロンドン時間、今の流れに追従するならニューヨーク時間を狙うなどの戦略が考えられます。
このように、市場には特徴がありまして、市場が切り替わる時間になるとガラッと流れが変わることも珍しくありません。

ハイレバスキャルピングをするなら、日本時間がやりやすいよ!
各市場の特徴
市場の特徴を把握し、トレードする時間帯に注意しておくことが重要なポイントになります。



特にハイレバトレーダーは要注意だよ!


東京市場(アジア時間)

- 流動性
- やや低め
- 特徴
- 動きが穏やかでレンジ相場になりやすい
- 日本の経済指標や日銀の政策が影響
- 豪ドル・NZドルなどオセアニア通貨が活発
- 狙いどころ
- スキャルピングやブレイクアウト前の準備段階として使いやすい


ロンドン市場(欧州時間)

- 流動性
- 非常に高い(世界の取引量の約35~40%)
- 特徴
- 値動きが活発でトレンドが出やすい
- ヨーロッパ・英国の経済指標で急変動も
- 東京との時間帯が重なる16:00~18:00(ロンドンオープン)は特にボラティリティが上がる
- 狙いどころ
- トレンドフォロー型の取引に向いている


ニューヨーク市場(米国時間)

- 流動性
- ロンドンと並んで高い
- 特徴
- ロンドン市場と重なる時間(21:00~1:00)が一番動く
- 米国の経済指標、FOMC、要人発言などで急変動あり
- ロンドン市場終了後は急に動きが鈍ることもある
- 狙いどころ
- 重要指標後の急なトレンド発生や反転狙いの短期トレード
全体的な傾向
最近はアルゴリズム取引が多いため、一概には言い切れないのですが、今まで相場を見てきた中で私は次のように考えています。
- 日本時間:根性なし
- ロンドン時間:天邪鬼
- ニューヨーク時間:単細胞
ですので、スキャルピングを行う上で、市場の切り替わり時間は私の中で重要なポイントになっています。
数日間ポジションを保有するのなら、それほど問題はないのですが、ハイレバでスキャルピングをするのなら、圧倒的に日本時間の方がやりやすいです。
ロンドン時間はV字転換が起こりやすい印象で個人的にいちばん難しく、ニューヨーク時間はトレンドに乗りやすい傾向があります。
トレードスタイルによって、トレードする時間帯は選んだ方が無難ですね。自分との相性もあるでしょう。
東京中値とロンドンフィックス
東京中値というのは、毎営業日午前10時(日本時間)に決定される、主に銀行が外国為替取引に使う基準レートです。
この前後は相場が大きく動きやすくなるので、ポジションを持っている場合は要注意です。



東京中値は10時
ロンドンフィックスは夏時間で24時、冬時間で25時
- 用途
- 銀行や企業のドル決済(特に輸入企業)に使われる
- 仲値決定前後は「ドル買い圧力」がかかりやすい
- トレードのヒント
- 9:55〜10:05頃は「ドル円が上がりやすい傾向」がある(仲値トレード)
これと似た仕組みがロンドン市場にもありまして、英国時間16:00(日本時間0:00/1:00)に相場が動きやすくなります。
特に月末・四半期末・年末にかけて大きな取引が集中し、レートが急変動することも珍しくないため、注意が必要です。
なお、アメリカにはこのような仕組みはありません。


コメント