これからFXを始めようとしている初心者が、最初に何をすれば良いのかについて説明します。
デモ口座で練習
初心者にとって最初のステップは、デモ口座を活用してFX取引の流れを理解することです。
デモ口座では仮想のお金を使ってリアルな市場環境で取引を体験できます。これにより、リスクを負うことなく、実際の取引に必要なスキルを身に付けることができます。
FXは覚えることがとにかく多いです。実際にトレードしなければ分からないことも多く、机上で勉強するよりも実践した方が得られる知識が桁違いなので、初心者はまずデモトレードをすることをお勧めします。
デモ口座で学べること
- 取引プラットフォームの使い方(注文の仕方や決済方法など)
- レバレッジを利用した取引の仕組み
- チャートの見方やエントリーポイントの判断
練習に必要な期間
- デモトレードで資金を数倍にできるようになるまで
- 損小利大なトレードができるようになるまで
- 損切りを行えるようになるまで
資金管理の基本
FX、特にハイレバはハイリスク・ハイリターンであるため、資金管理が取引の成否を左右します。
資金を適切に管理し、損失を最小限に抑えることが成功への鍵です。
ルールを決める
- 1回の取引で使う資金は、全体の10%~20%以下に抑える
例: 10万円の資金であれば1回の損失を10,000~20,000円に限定するなど - 損切りラインを設定し、必ず守る
- 1日のトレード回数を決めて、必ず守る
人間は欲深く、調子に乗りやすい生き物です。たまたま上手くいったトレードでも、自分が上手い・考え方が正しいと勘違いして調子に乗ってしまい、どこかで必ずしっぺ返しを食らってしまいます。
トレードで勝ち続けるなんて不可能なのですから、一日に1回だけトレードをすると言ったようなルールを設けることも大事なポイントです。
初心者に適したレバレッジ
初心者は最初から500倍とかのレバレッジで始めるのではなく、100倍以下のレバレッジで投入資金を抑えてトレードすることをお勧めします。
なぜなら、500倍とかの高いレバレッジでは、すぐロスカットされてしまうような数量で注文ができてしまうからです。運良く勝てれば良いですが、負けたときに大切なお金を失ってしまうことになるからです。
例えば、次の画像を見てください。これは、資金1万円を500倍のレバレッジでギリギリまで攻めた注文内容になっているのですが、この内容で注文した場合、ロスカットまでの余力が22PIPSしか持てません。
初心者が22PIPSでロスカットされてしまうことを、きちんと理解してトレードすれば問題はありませんが、このトレードがどれだけハイリスクなトレードなのかなんて、初心者には分からないでしょう。
しかし、口座のレバレッジを高くしてしまうと、このようなトレードができてしまいます。なので、このようなトレードができないように強制的に口座のレバレッジを引き下げて、リスクが低いトレードしかできない環境でトレードした方が安全だと言えます。
まとめ
これからFXを始める初心者はデモトレードで練習をしてください。
本番環境で数十万円のお金を失う前に、デモ環境で嫌になるほど練習してください。デモではお金を失うことはありません。
デモなんて意味がないという人も多いですが、それは本人の意識だけの話なので、気にせずデモトレードで練習しまくってください。
ロットの計算や、資金管理、相場の相関関係や時間帯の特徴など、得られる情報はかなり多いです。デモだからとなめてはいけません。デモで勝てない人は本番で勝てるはずがありませんから。
デモトレードで勝率を上げて、FXに詳しくなってから本番でトレードを始めてください。