【MQL4】iADの使い方【累積/分布インジケーター（Accumulation/Distribution, A/D）】

A/Dラインと価格の方向の不一致（ダイバージェンス）を検出して反転シグナルを判断可能です。
単体でも使えますが、OBV・MACD・RSIなどとの組み合わせで精度アップします。

• 概要
  • iAD は、出来高と価格の関係から、買いと売りの圧力（資金の流入・流出）を測定する「A/D指標」の値を取得する関数です。
  • チャート上ではラインとして表示され、トレンドの強さや継続性の確認、ダイバージェンス分析に使用されます。
• 特徴
  • 出来高と価格の関係をもとに、市場の「本当の動き」＝資金の流れを可視化
  • 値が上昇 → 買い圧力が優勢（資金流入）
  • 値が下降 → 売り圧力が優勢（資金流出）
  • 価格とA/Dラインのダイバージェンスは、トレンド転換の兆候を示唆

構文

double iAD(
   string symbol,
   int timeframe,
   int shift
);

使用例

double ad_now  = iAD(NULL, 0, 0);  // 現在バーのAD
double ad_prev = iAD(NULL, 0, 1);  // 1つ前のAD

// 買い圧力が強まっているかどうか
if (ad_now > ad_prev) {
    Print("資金が市場に流入中（買い圧力）");
}