
ボラティリティが上がる → ストップ幅を広げてノイズ対策
ボラティリティが下がる → ストップ幅を狭めてリスクコントロール
シグナルではなく、戦略の補助として使うのが基本
- 概要
iATR
は、ATR(Average True Range)=一定期間の価格変動幅の平均値を取得する関数です。- 主にボラティリティ(値動きの大きさ)を測る目的で使用され、損切り幅の計算やエントリー/エグジット判断に役立ちます。
- 特徴
- 価格の変動幅(高値−安値+ギャップ)を平均化して数値化
- 値が大きい → 相場がよく動いている(高ボラティリティ)
- 値が小さい → 相場が静か(低ボラティリティ)
- トレンドの強さではなく、値幅の大きさ(リスクの大きさ)を把握する指標
- ストップロスやトレーリングストップの目安に活用される
目次
構文
double iATR(
string symbol,
int timeframe,
int period,
int shift
);
パラメータ名 | 内容 |
---|---|
symbol | 通貨ペア名NULL = 現在のチャートのペア |
timeframe | 時間足0 = 現在のチャートの時間足 |
period | ATRの計算期間(例:14など) |
shift | 取得するバーの位置0 =現在, 1 =1本前… |
使用例
// 14期間のATR値を取得(現在のH1チャート)
double atr = iATR(NULL, PERIOD_H1, 14, 0);
// 取得したATR値を元にストップロスを設定
double stopLoss = Ask - atr * 1.5;
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