【MQL4】iGatorの使い方【ゲーター（Gator Oscillator）】

2025年6月18日

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iGator は、Alligatorの補助として、トレンドの勢いや休止を視覚的に判断するためのツールです。
特に裁量トレーダーにとって、エントリー・エグジットのタイミングを補強する指標として効果的です。

概要
- iGator は、ビル・ウィリアムズが開発した「Alligator（アリゲーター）」の3本の移動平均の乖離を視覚化し、トレンドの強さ・活動状態を示すインジケーター「Gator Oscillator」の値を取得する関数です。
特徴
- Alligator（Jaw, Teeth, Lips）の3本線の間隔の差を上下のヒストグラムで表示
- トレンドの「活動」「収束」「目覚め」を判断可能
- ヒストグラム上部が拡大：トレンドが加速
- ヒストグラムがゼロに近づく：トレンドが終了 or 睡眠状態
- Alligator の補助インジケーターとして使用

構文

double iGator(
   string symbol,         // 通貨ペア（NULL＝現在のチャート）
   int timeframe,         // 時間足（0＝現在の時間足も可）
   int jaw_period,        // Jaw（青線）の期間
   int jaw_shift,         // Jaw のシフト
   int teeth_period,      // Teeth（赤線）の期間
   int teeth_shift,       // Teeth のシフト
   int lips_period,       // Lips（緑線）の期間
   int lips_shift,        // Lips のシフト
   int ma_method,         // MA の種類（例：MODE_SMMA）
   int applied_price,     // 使用価格（例：PRICE_MEDIAN）
   int mode,              // 取得バッファ（MODE_UPPER／MODE_LOWER）
   int shift              // 値を取得するバーインデックス
);

パラメータ名	内容
`symbol`	通貨ペア名 `NULL` = 現在のチャートのペア
`timeframe`	時間足 `0` = 現在のチャートの時間足
`jaw_period`	Jaw（青線）の期間（例：13）
`jaw_shift`	Jawのシフト（例：8）
`teeth_period`	Teeth（赤線）の期間（例：8）
`teeth_shift`	Teethのシフト（例：5）
`lips_period`	Lips（緑線）の期間（例：5）
`lips_shift`	Lipsのシフト（例：3）
`ma_method`	移動平均の種類 `MODE_SMA` `MODE_EMA` `MODE_SMMA` `MODE_LWMA`
`applied_price`	適用価格 `PRICE_CLOSE` `PRICE_OPEN` `PRICE_HIGH` `PRICE_LOW` `PRICE_MEDIAN` `PRICE_TYPICAL` `PRICE_WEIGHTED`
`mode`	取得対象のライン `MODE_UPPER` `MODE_LOWER`
`shift`	値シフト取得するバーの位置 `0`=現在, `1`=1本前…

使用例

// Gator Oscillator 上バーと下バーを取得
double gatorUp = iGator(NULL, PERIOD_H1, 0, 0);   // Teeth - Jaw
double gatorDown = iGator(NULL, PERIOD_H1, 1, 0); // Lips - Teeth

// 上下のヒストグラムが拡大中 → トレンド継続の可能性
if (gatorUp > 0 && gatorDown < 0) {
    Print("Gatorの口が開いている → トレンドが進行中");
}

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