
iBWMFI は、値動きの効率性と出来高から市場の勢い・迷い・転換の兆しを読み取るシンプルな指標です。
単体での判断よりも、他のWilliams系指標(Awesome OscillatorやFractals)と併用することで、真価を発揮します。
- 概要
iBWMFI
は、ビル・ウィリアムズによって考案された「市場促進指数(Market Facilitation Index, MFI)」の値を取得する関数です。- ローソク足の「値動きの効率性」と「出来高」を組み合わせ、相場の動きやエネルギーの変化を分析します。
- 特徴
- (High – Low) ÷ Volume によって計算され、ボラティリティと出来高の関係性を視覚化
- 値が大きい → 小さな出来高で大きな値動き → 活発な市場
- 値が小さい → 大きな出来高でも値動きが小さい → 停滞市場
- 通常、ヒストグラム表示で色分けされ、変化の種類(Green, Fade, Fake, Squat)を識別
目次
構文
double iBWMFI(
string symbol,
int timeframe,
int shift
);
パラメータ名 | 内容 |
---|---|
symbol | 通貨ペア名NULL = 現在のチャートのペア |
timeframe | 時間足0 = 現在のチャートの時間足 |
shift | シフト取得するバーの位置0 =現在, 1 =1本前… |
使用例
// MFIの現在値と前のバーの値を取得
double mfi_now = iBWMFI(NULL, 0, 0);
double mfi_prev = iBWMFI(NULL, 0, 1);
// エネルギーの増減をチェック
if (mfi_now > mfi_prev) {
Print("市場の促進性が増している → 動きが活発化");
} else if (mfi_now < mfi_prev) {
Print("市場の促進性が低下 → 動きが鈍化");
}
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