【MQL4】iMACDの使い方【移動平均収束拡散法】

2025年6月18日

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iMACD は、モメンタムとトレンド転換の両方を視覚的・数値的に判断できるインジケーターです。
トレード戦略では、ゴールデンクロス・デッドクロス、ゼロラインとの位置関係、ヒストグラム強度など多角的に活用されます。

概要
- iMACD は、MACDラインおよびシグナルラインの値を取得する関数です。
- 2本のEMAの差とその平滑線を用いて、相場のモメンタム（勢い）と転換点を分析します。
特徴
- 短期EMAと長期EMAの差をMACDラインとして表示
- MACDラインの平滑移動平均が「シグナルライン」
- MACDとシグナルの交差 → エントリーシグナル
- ゼロラインとの位置関係 → トレンド方向の把握
- iOsMA と組み合わせることで、ヒストグラムによる視覚化も可能

構文

double iMACD(
   string symbol,
   int timeframe,
   int fast_ema_period,
   int slow_ema_period,
   int signal_sma_period,
   int applied_price,
   int mode,
   int shift
);

パラメータ名	内容
`symbol`	通貨ペア名 `NULL` = 現在のチャートのペア
`timeframe`	時間足 `0` = 現在のチャートの時間足
`fast_ema_period`	MACDの短期EMA期間（例：12）
`slow_ema_period`	MACDの長期EMA期間（例：26）
`signal_sma_period`	シグナルラインのSMA期間（例：9）
`applied_price`	適用価格 `PRICE_CLOSE` `PRICE_OPEN` `PRICE_HIGH` `PRICE_LOW` `PRICE_MEDIAN` `PRICE_TYPICAL` `PRICE_WEIGHTED`
`mode`	モード `MODE_MAIN` `MODE_SIGNAL`
`shift`	シフト取得するバーの位置 `0`=現在, `1`=1本前…

使用例

// MACDラインとシグナルラインの現在値を取得
double macd_line    = iMACD(NULL, 0, 12, 26, 9, PRICE_CLOSE, MODE_MAIN, 0);
double signal_line  = iMACD(NULL, 0, 12, 26, 9, PRICE_CLOSE, MODE_SIGNAL, 0);

// MACDがシグナルを上抜けたら上昇シグナル
if (macd_line > signal_line) {
    Print("MACDがシグナルを上抜け → 買いのチャンス");
}

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