
iSAR は、トレンド継続中の押し目/戻り目を逃さない順張り判断に適したインジケーターです。
他のモメンタム系(例:MACDやADX)と組み合わせることで、だましを減らした安定したエントリー戦略が構築可能です。
- 概要
iSAR
は、パラボリックSAR(Stop and Reverse)の値を取得する関数です。- 主にトレンドの転換ポイントを視覚的に捉えるために使用されるドット型インジケーターで、順張り型トレードに活用されます。
- 特徴
- ローソク足の上下に点(ドット)で表示され、買い/売りの転換タイミングを視覚化
- 価格がSARを上抜け → 買い転換、下抜け → 売り転換
- トレーリングストップの代替にも利用される
- トレンドが明確な局面では強力なサインを提供
- 停滞相場ではダマシが増えるため、他指標との併用推奨
目次
構文
double iSAR(
string symbol,
int timeframe,
double step,
double maximum,
int shift
);
パラメータ名 | 内容 |
---|---|
symbol | 通貨ペア名NULL = 現在のチャートのペア |
timeframe | 時間足0 = 現在のチャートの時間足 |
step | 加速因子(通常は 0.02) |
maximum | 加速因子の上限(通常は 0.2) |
shift | シフト取得するバーの位置0 =現在, 1 =1本前… |
使用例
// SARの値を取得(標準設定)
double sar_now = iSAR(NULL, 0, 0.02, 0.2, 0);
double close_now = Close[0];
// トレンド転換判定(SARクロス)
if (close_now > sar_now) {
Print("現在価格がSARを上回っている → 上昇トレンドの可能性");
} else {
Print("現在価格がSARを下回っている → 下降トレンドの可能性");
}
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