
ストキャスティクスは、短期的な過熱感の判定に優れ、特にレンジ相場における反転シグナルの精度が高いです。
移動平均線やRSIとの併用でさらに信頼性が高まります。
- 概要
iStochastic
は、ストキャスティクス(Stochastic Oscillator)の%Kと%Dを取得する関数です。- 過去の高値・安値と現在価格の位置関係から「買われすぎ・売られすぎ」を判断するオシレーター系インジケーターです。
- 特徴
- 値が80以上 → 買われすぎ、20以下 → 売られすぎのシグナル
- %K(速いライン)と %D(遅いライン)のクロスで売買判断
- ダイバージェンスにも対応しやすい
- レンジ相場での逆張り戦略に最適
- RSIよりも敏感なサインを出すことが多く、頻繁に取引する短期トレーダー向き
目次
構文
double iStochastic(
string symbol,
int timeframe,
int Kperiod,
int Dperiod,
int slowing,
int method,
int price_field,
int mode,
int shift
);
パラメータ名 | 内容 |
---|---|
symbol | 通貨ペア名NULL = 現在のチャートのペア |
timeframe | 時間足0 = 現在のチャートの時間足 |
Kperiod | %Kの計算期間(例:5) |
Dperiod | %Dの平滑化期間(例:3) |
slowing | スロウィング(%Kの平滑化、例:3) |
method | MAの種類MODE_SMA MODE_EMA MODE_SMMA MODE_LWMA |
price_field | 価格の種類STO_LOWHIGH STO_CLOSECLOSE |
mode | モードMODE_MAIN MODE_SIGNAL |
shift | シフト取得するバーの位置0 =現在, 1 =1本前… |
使用例
// 現在足の %K と %D を取得(5,3,3 の設定)
double k = iStochastic(NULL, 0, 5, 3, 3, MODE_SMA, STO_LOWHIGH, MODE_MAIN, 0);
double d = iStochastic(NULL, 0, 5, 3, 3, MODE_SMA, STO_LOWHIGH, MODE_SIGNAL, 0);
// ゴールデンクロス判定
if (k > d && k < 20) {
Print("ストキャスティクスがゴールデンクロス → 買いサイン");
}
// デッドクロス判定
if (k < d && k > 80) {
Print("ストキャスティクスがデッドクロス → 売りサイン");
}
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