
1ドル=100円のときに、1万ドル分の取引をするためにはいくら必要?



レバレッジを使わないなら、「100円 × 1万ドル = 100万円」が必要。
25倍のレバレッジを使うなら「100万円 ÷ レバレッジ25倍 = 4万円」で大丈夫。
これらの仕組みを簡単に説明すると、FX会社にお金を借りて大きなトレードができるイメージです。
証拠金取引は、客がトレードで損失を発生させても証拠金で補填できるので、FX会社が損をしない仕組みになっています。
目次
✅証拠金取引とレバレッジの仕組み(流れ)



レバレッジを使えば少ない証拠金で大きなトレードができる仕組みを簡単に説明します。
1ドル100円の時に、4万円で1万ドルのトレードをする場合で考えてみましょう。
- 客が証拠金を4万円入金する
- FX会社がレバレッジをかけた取引を許可
- 25倍だから「100万円分」までの取引が可能
- 為替レートの変動で利益や損失が発生
- 1ドルが100円 → 104円に上がると、4万円の利益(1万通貨 × 4円)
- 逆に96円になると、4万円の損失
- 証拠金以上の損失が出るとロスカット
- 預かった証拠金でトレードの損失を補填して取引が強制終了
FX会社はロスカットで4万円の損失を証拠金で補填する仕組みがあるので、100万円の大金を用意せずとも大きな取引をすることができています。
📌 ポイントまとめ
用語 | 意味 | 具体例 |
---|---|---|
証拠金 | 担保として預けるお金 | 4万円 |
レバレッジ | 証拠金の何倍の取引ができるか | 25倍 |
実際の取引額 | 証拠金 × レバレッジ | 4万円 × 25 = 100万円 |
価格変動 | 損益が大きくなる | 1円の変動で1万円動く |
ロスカット | トレード終了 | 4万円失う |
⚠ 注意点(初心者がよくやる失敗)
- レバレッジを活用したトレードでは「少しの値動きで大きく損する」リスクが高まる
- 損失が証拠金を超えると強制ロスカットされることがある
25倍程度のレバレッジではそう簡単にロスカットされることはないのですが、XMのような海外業者ではレバレッジの規制がありませんので、1,000倍のレバレッジでトレードをすることが可能な業者も存在します。
レバレッジ | 必要証拠金 |
---|---|
25倍 | 40,000円 |
500倍 | 2,000円 |
1,000倍 | 1,000円 |
極端な話ですが、レバレッジ1,000倍を使えば、1,000円で1万ドルのトレードが可能です。
1万通貨の場合、10銭の変動で1,000円の損益になりますので、たった10銭の変動でロスカットされてしまうのです。厳密にはスプレッドが数銭ありますので、実際には7銭ほど逆行した時点でロスカットとなります。
システム上このような無茶なトレードでもできてしまいますので、初心者の方は注意が必要です。
トレードをする際は、余力などリスクを計算して負担の少ないトレードをするように心がけてください。
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