
国内FX業者と海外FX業者を選ぶ際の「選定基準」は明確に分かれています。

個人的な意見としては、数万円レベルでFXしたいのなら海外業者一択です。
とはいえ、国内業者海外業者も一長一短ありまして、何を重視するのかによって選び方も変わってきます。
それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、以下の情報を参考にして考えてみてください。
目次
✅ 国内業者 vs 海外業者:選定基準一覧表
国内業者は最大レバレッジが25倍までしか使えない代わりに、スプレッドが狭いの強みです。
対して、海外業者は高いレバレッジが使える反面、スプレッドが広いです。しかしゼロカットなどの恩恵もありますので、両者にメリットがあると言えます。
基準項目 | 国内FX業者 | 海外FX業者 |
---|---|---|
金融ライセンス・規制 | 日本の金融庁(FSA)登録済みで非常に厳格 | 多くはキプロス(CySEC)やバヌアツなど緩めの規制 |
信託保全 | 全額信託保全が義務化されている | 一部は任意信託保全(ゼロカット制度で補完) |
レバレッジ上限 | 最大25倍(法律で規制) | 最大500倍〜3000倍(業者により異なる) |
ゼロカット制度 | なし(追証あり) | 原則あり(追証なし) |
スプレッド | 業者によっては非常に狭い(ドル円0.2銭など) | やや広めか、別途手数料(ECN)を取る場合も |
ボーナス | 基本なし(法律で禁止) | 入金ボーナス・口座開設ボーナスが豊富 |
約定力・透明性 | 安定的な約定、NDD方式は少ない | NDD/ECN方式あり、透明性は業者次第 |
税制 | 申告分離課税:一律20.315%(損益通算・繰越控除OK) | 総合課税:最大55%(雑所得扱い、他の収入と合算) |
日本語サポート | 完全対応・電話も可 | 日本語ありだが、機械翻訳レベルもある |
使用ツール | 独自ツール、MT4/MT5非対応が多い | MT4/MT5/cTraderなど標準対応 |
EA・自動売買 | 非対応・制限あり(規約違反) | 原則OK、VPS対応業者も多い |
取引可能商品 | 通貨ペア中心。CFDは限られる | 株価指数・ゴールド・仮想通貨など幅広い |
❓ 選定基準の考え方:自分に合った業者を選ぶには?



何を重視するのかで決めればいいけど、数十万レベルのお金をトレードに使える人は、国内業者を使った方が恩恵は大きいと思うよ
国内業者を選ぶべき人 | 海外業者を選ぶべき人 |
---|---|
安心・信頼性重視(金融庁ライセンス) | 少額でハイレバ一発逆転を狙いたい |
税金を一律にして管理を簡単にしたい | ゼロカット(追証なし)でリスク管理したい |
レバレッジを抑えて堅実に取引したい | MT4/MT5を使って自動売買やEAを運用したい |
スプレッドコストを抑えたい | ボーナスを利用して軍資金を増やしたい |
スワップポイント狙いや裁量トレードが中心 | 多様な商品(仮想通貨・指数・貴金属など)を取引したい |
🧾 FX税制比較:国内業者 vs 海外業者
📌 注意すべき点(国内・海外共通)
- 国内業者でもロスカット水準や滑りには注意
- 国内業者はゼロカットシステムがないため、急激に滑った場合は追証(マイナス残高返済必要)が発生する可能性あり
- 海外業者は、マイナス残高になってもリセットされる(返済不要)
- 海外業者は出金拒否の噂があるため、評判・運営歴・出金実績を事前に確認
- XMは安全
- 妙にサービス条件が良い業者は要注意
- 税制面の違いは確定申告や年収によって重く響く
- トレードによる所得が年間195万以下の場合は海外の方が税率が低い
- 安定的に稼ぎたい/税金を明確に管理したいなら
- 国内業者(20.315%固定)
- 少額ハイレバで一発狙い/ゼロカット必須なら
- 海外業者(ただし高所得者は要注意)
項目 | 国内FX業者(金融庁登録) | 海外FX業者 |
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税区分 | 申告分離課税(先物取引に係る雑所得等) | 総合課税(雑所得) |
税率 | 一律 20.315%(所得税15% + 住民税5% + 復興税0.315%) | 所得に応じて5%~最大55%(累進課税) |
損益通算 | 同じ区分内(株式先物・日経225先物など)と通算可能 | 他の雑所得と通算可能だが、国内FXとは通算不可 |
繰越控除 | 最大 3年間損失の繰越可能(要確定申告) | 原則なし(翌年以降の利益と相殺できない) |
年収の影響 | なし(いくら稼いでも税率固定) | あり(他の所得と合算され、税率上昇) |
税務処理の複雑さ | シンプルで明確 | 所得合算や控除の影響で複雑になりやすい |
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