FXで長期分析が大事な理由を一言でいうと、「森を見ずに木だけ見てたら、道に迷うよ！」という話です。
FXでは短期チャート（5分足や1時間足）ばかり見てエントリーしがちですが、大きな流れ（長期トレンド）を無視していると逆張りしてしまう危険性が高まります。
たとえば、次のような「1時間足でしっかり上昇してるから買いエントリー」→「実は下落トレンドの最中だった」みたいな経験は誰にでもあると思います。
このようなミスは長期の流れを見ていないことが原因で起こります。
短期売買だから長期分析なんて不要だよ！と考えている人は多いかもしれませんが、チャートは長期足に優位性がありますので、今の状況が長期足の大事なポイントになっていることもありますので、長期足の分析を無視してトレードすることは不可能といっても過言ではありません。
長期分析のインジケータを一つでも意識していれば、このようなミスは防げる可能性が高まりますので、簡単な長期分析の方法をいくつか紹介しておきます。
長期分析を行うと何が嬉しいのか？
長期分析を行うと、短期売買でも戦略的にトレードをして勝率を上げることが可能になります。
| メリット | 説明 |
|---|---|
| トレンドに逆らわずに済む | 「売っちゃダメなところで売る」ミスが減る |
| 短期の動きに振り回されにくい | ヒゲやノイズで慌てずに済む |
| 狙いを絞れる | 大きな波に乗って、小さなチャンスを探せる |
例えば、次のよう場面。
画像はゴールド4時間足です。白い点線はMTFの日足20EMAで、簡単な長期分析を行っている例です。
このチャートから分かることは次の通りです。
- 日足20EMAは上昇トレンド
- 赤丸部分が押し目買いポイントになる可能性がある
- 押し目買いポイントの前に売る必要はない
- 押し目を待って買えばいい
同じ分析を1時間足に適用させたチャートが次の物です。
長期足分析用のインジケータを一つ入れるだけでも、こんなことが簡単に分かるようになります。
長期分析はむずかしい？
分析と聞くと小難しく聞こえてしまいますが、なんてことはありません。
やり方は色々あると思いますし、難しい理論を元に分析する人も多いですが、自分で使うチャートなのですから、自分が分かればそれでいいんです。
難しいからやらないでは前に進めませんので、私のように簡単な分析でいいからまず初めて見ることが重要です。
分析に正解はありません。
どんな分析をしても100％の答えを導くことは不可能です。
ベストじゃなくてベターで良いんです。
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