【MQL4】iADXの使い方【平均方向性指数（ADX）】

2025年6月17日2025年6月18日

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ADX単体では売買判断しない → +DI/-DIのクロスと併用が基本です。
トレンド系インジケーター（MA・MACD）と併せると順張り戦略の精度が向上します。

概要
- iADX は、トレンドの強さを測定する「平均方向性指数（ADX）」および +DI / -DI を取得する関数です。
- 「トレンドがあるかどうか（強いかどうか）」を数値で判断できるため、順張り型のトレードに最適なインジケーターです。
特徴
- ADX値が高い → 強いトレンド、低い → レンジ相場
- 通常、25以上でトレンドあり、20以下は横ばい相場と判断
- MODE_MAIN：ADX（トレンドの強さ）
  MODE_PLUSDI：+DI（買い方向）
  MODE_MINUSDI：-DI（売り方向）
- +DIと-DIのクロスは、エントリーシグナルとして利用可能

構文

double iADX(
   string       symbol,
   int          timeframe,
   int          period,
   int          applied_price,
   int          mode,
   int          shift
);

パラメータ	説明
`symbol`	通貨ペア名 `NULL` = 現在のチャートのペア
`timeframe`	時間足 `0` = 現在のチャートの時間足
`period`	ADXの計算期間（通常は14）
`applied_price`	適用価格 `PRICE_CLOSE` `PRICE_OPEN` `PRICE_HIGH` `PRICE_LOW` `PRICE_MEDIAN` `PRICE_TYPICAL` `PRICE_WEIGHTED`
`mode`	取得するライン `MODE_MAIN`：ADX本体（トレンドの強さ） `MODE_PLUSDI`：+DI（買い方向の勢い） `MODE_MINUSDI`：-DI（売り方向の勢い）
`shift`	取得するバーの位置 `0`=現在, `1`=1本前…

使用例

double adx     = iADX(NULL, 0, 14, PRICE_CLOSE, MODE_MAIN, 0);
double plusDI  = iADX(NULL, 0, 14, PRICE_CLOSE, MODE_PLUSDI, 0);
double minusDI = iADX(NULL, 0, 14, PRICE_CLOSE, MODE_MINUSDI, 0);

if (adx > 25 && plusDI > minusDI) {
    OrderSend(Symbol(), OP_BUY, 0.1, Ask, 3, 0, 0, "ADX Buy", 0, 0, clrGreen);
}

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