【MQL4】iAOの使い方【オーサム・オシレーター（Awesome Oscillator）】

バーの色変化（緑→赤、赤→緑）でモメンタムの加速/減速を判断可能
0ライン越え or 反落でトレンドの転換サインとみなすことも

• 概要
  • iAO は、ビル・ウィリアムズが開発した「オーサム・オシレーター（AO）」の値を取得する関数です。
  • 移動平均の差分から市場のモメンタム（勢い）を視覚的に測るヒストグラム系指標で、トレンド転換の初期サインを捉えるのに役立ちます。
• 特徴
  • 34期間SMA − 5期間SMA（中央値ベース）の差をグラフ表示
  • 0ラインを中心に、プラス圏は上昇勢い、マイナス圏は下降勢いを示す
  • 緑のバー（前回より上昇）→ 買い圧力、赤のバー（前回より下降）→ 売り圧力
  • トレンドの始まり・終了を早期に察知する補助指標として有効
  • AC（アクセラレーター）やフラクタルとの併用で、ビル・ウィリアムズ理論に基づいた戦略が構築可能

構文

double iAO(
   string symbol,
   int timeframe,
   int shift
);

使用例

// 現在のAO値を取得
double ao_now = iAO(NULL, PERIOD_H1, 0);

// 1本前のAO値と比較して、モメンタムの加速・減速を確認
double ao_prev = iAO(NULL, PERIOD_H1, 1);

// ヒストグラムの上昇を確認
if (ao_now > ao_prev) {
   Print("AO上昇 → 買いのモメンタムが強まっている（緑）");
}