
固定バンドを用いた逆張りロジックや、トレンド判断の補助線として使用
ボリンジャーバンドよりシンプルなので、裁量・EAともに扱いやすい
- 概要
iEnvelopes
は、移動平均線に対して一定の乖離幅を上下に設けた帯(バンド)を描くテクニカルインジケーターです。- ボリンジャーバンドに似ていますが、価格の標準偏差ではなく「固定乖離率」に基づくのが特徴です。
- 特徴
- 移動平均線を中心に、上下一定の割合(%)で価格帯を示すバンド
- 上バンドに達すると売られすぎ、下バンドで買われすぎと判断する逆張りシグナルに活用可能
- バンドの幅が一定のため、ボラティリティの変化に左右されにくい
- 移動平均の種類や適用価格も自由に選択可能で、カスタマイズ性が高い
目次
構文
double iEnvelopes(
string symbol,
int timeframe,
int ma_period,
int ma_method,
int ma_shift,
int applied_price,
double deviation,
int mode,
int shift
);
パラメータ名 | 内容 |
---|---|
symbol | 通貨通貨ペア名NULL = 現在のチャートのペア |
timeframe | 時間足0 = 現在のチャートの時間足 |
ma_period | 移動平均の期間(例:14) |
ma_method | 移動平均の種類MODE_SMA MODE_EMA MODE_SMMA MODE_LWMA |
ma_shift | 移動平均のシフト(例:0) |
applied_price | 適用価格PRICE_CLOSE PRICE_OPEN PRICE_HIGH PRICE_LOW PRICE_MEDIAN PRICE_TYPICAL PRICE_WEIGHTED |
deviation | バンドの乖離率(0.1 = 10%) |
mode | バンドの種類MODE_MAIN MODE_UPPER MODE_LOWER |
shift | シフト取得するバーの位置0 =現在, 1 =1本前… |
使用例
// H1チャートで14期間、10%幅のエンベロープ上限を取得
double upper = iEnvelopes(NULL, PERIOD_H1, 14, MODE_SMA, 0, PRICE_CLOSE, 0.1, 0, 0);
// 現在の価格がバンドを超えているかチェック
if (Ask > upper) {
Print("価格がエンベロープ上限を超過 → 反転の可能性あり");
}
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