
iOBV は、出来高の動向を取り入れたトレンドの信頼度分析に優れたインジケーターです。
RSI・MACDなど価格ベースの指標と組み合わせて、より精度の高い判断が可能になります。
- 概要
iOBV
は、価格の変化に対する出来高の累積を示す「オンバランスボリューム(OBV)」の値を取得する関数です。- 価格と出来高の関係性からトレンドの強さを分析する指標で、価格に先行するサインとして使われることもあります。
- 特徴
- 価格上昇時は出来高を加算、下降時は減算して累積する方式
- OBVの上昇 → 買い圧力の増加、下降 → 売り圧力の増加
- ダイバージェンス(価格とOBVの逆行)でトレンド転換を予測
- 出来高を考慮したトレンド強度の確認に効果的
- 単独でも、他のモメンタム系指標と組み合わせても使える
目次
構文
double iOBV(
string symbol,
int timeframe,
int applied_price,
int shift
);
パラメータ名 | 内容 |
---|---|
symbol | 通通貨ペア名NULL = 現在のチャートのペア |
timeframe | 時間足0 = 現在のチャートの時間足 |
applied_price | 適用価格PRICE_CLOSE PRICE_OPEN PRICE_HIGH PRICE_LOW PRICE_MEDIAN PRICE_TYPICAL PRICE_WEIGHTED |
shift | シフト取得するバーの位置0 =現在, 1 =1本前… |
使用例
// OBVの現在値と前回値を取得
double obv_now = iOBV(NULL, 0, PRICE_CLOSE, 0);
double obv_prev = iOBV(NULL, 0, PRICE_CLOSE, 1);
// OBVが上昇 → 買いの圧力増大と判断
if (obv_now > obv_prev) {
Print("OBVが上昇 → 買い勢力の増加が示唆される");
}
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