iStdDevOnArray は、自作ロジックやインジケーターの変動幅（ばらつき）を定量化し、動的なフィルターやブレイク判定などに活用できます。
たとえば、「自作CCIに標準偏差を重ねて強弱を測る」といった応用分析にも非常に効果的です。
- 概要
iStdDevOnArrayは、任意の数値配列に対して標準偏差を計算する関数です。- チャートの価格に依存せず、自作インジケーターや加工済みデータのばらつきを数値化したい場合に使われます。
- 特徴
- チャート外の配列に対して標準偏差を計算可能
- 独自指標やインジケーターのボラティリティ評価に最適
ArraySetAsSeries()の使用で時系列順の正確な処理が可能- 自作ロジックの精度評価やフィルター処理として活用できる
目次
構文
double iStdDevOnArray(
double array[],
int total,
int ma_period,
int ma_shift,
int ma_method,
int shift
);| パラメータ名 | 内容 |
|---|---|
array[] | 標準偏差を計算する対象の数値配列（ArraySetAsSeries推奨） |
total | 配列の有効サイズ（通常は ArraySize(array)） |
ma_period | 計算期間（例：20） |
ma_shift | 移動平均のシフト（通常は 0） |
ma_method | MAの種類MODE_SMAMODE_EMAMODE_SMMAMODE_LWMA |
shift | シフト取得するバーの位置0=現在, 1=1本前… |
使用例
double macd_values[1000];
ArraySetAsSeries(macd_values, true);
// MACD配列を準備
for (int i = 0; i < 1000; i++) {
macd_values[i] = iMACD(NULL, 0, 12, 26, 9, PRICE_CLOSE, MODE_MAIN, i);
}
// MACD配列に対して標準偏差を計算（期間20）
double stddev_macd = iStdDevOnArray(macd_values, 1000, 20, 0, MODE_SMA, 0);
Print("MACDの標準偏差：", stddev_macd);
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