何年ぶりか分からないけど、リアルトレードをやってみました。
結果はご覧の通り散々です(´;ω;`)
敗因は分かっているんです。
- 待てない
- 急変動に飛び乗る
- 利確しない
- 感情的になる
上手なトレーダーはトレードが暇で面白くない作業だと言います。
昔からこの理論が理解できなかったのですが、昨日ほぼ一日中チャートに張り付いて少し分かったことがあるので、これらを整理しようと思います。
自分用のメモです。
チャンスがくるまで待つ理由
チャンスという表現がまずいかもしれませんが、要はテクニカルで狙うべきポイントを見定めろということです。
昨日のドル円チャートを見てください。
日足にトレンドラインを引くと、昨日の安値がタッチしている事がわかります。
これを1時間足で表示したチャートが次です。
トレンドラインにタッチしたのが22時です。状況的には、朝からずっと下げ続けてきて勢いのある下げトレンドで、トレンドラインを抜くと150円割れとなり大きく動く可能性がある場面です。
タッチの数本前(17時)、トレンドラインタッチの直前で上昇してから勢いを付けてトレンドラインを抜こうとしたので完全に抜けると思ったのですが、結果的にトレンドラインで反転していきました。
チャートは生き物ではなく無機質な数字の集合体として考える
私は今までチャートは意思を持った生き物だと思っていました。上げたい人と下げたい人、守りたい人突破したい人の思惑が交錯してランダムに動くからです。だから見ていて面白かった。
でも、その考え自体が間違えている事に気づきました。
よく「機械的にトレードしろ」と言われる理由はここにあるのかなと。
チャートなんてただの数字を視覚化しただけのものです。
無限に一方方向に進むわけもなくて、どこか反転するポイントが必ず存在しています。その存在をテクニカルで探るんですが、今回のトレンドラインもそれの一つです。
明らかに意識されるポイントが事前に分かっているならば、ダメで元々そのポイントでエントリーするのが勝率を高める秘訣になるわけです。少なくとも適当なポイントでエントリーするよりしっかりした根拠になります。
当たり前の事を言っているんですが、その当たり前が感情が入ってしまうと制御できなくなってしまうんですよね・・・
だから、トレードをする前の冷静な状態で分析することが本当に大事なんだな。
反転する可能性が高いポイントがわかっているのなら、そのポイントで待ち構えれば良いだけなんだなと、身をもって経験してきました(・ω・`; )
利確千人力
昨日のトレードで数百円や数千円で利確しているトレードは、すべて一度は1万円から2万円くらいまでの利益が一度は出ていたポジションですが、結果的にそのポイントで利確できていません。
何故かというと、もっと行くと思ったからです。あわよくば50PIPSから100PIPSとってやろうと欲張ったからです。
自分の感情を抑えきれず、都合良く考えた結果がこれです。
さっきも言いましたが、チャートは無機質な数字の集合体です。自分の感情が介入する余地なんて1ミリもないんですよね。
複数のテクニカルで判断する
結論から言って、テクニカルに正解はありません。
一つつのインジケーターで判断できる信頼度が70%だとすると、性質の違うインジケーターを合わせることでその精度が少し上がる程度のものだと思います。
例えばフィボナッチリトレースメント(FR)を、今のチャートに当てはめると次のようになります。
今現在押さえ込まれているのはFR68.2%です。
このFRは、トレンドラインタッチで反転したタイミングで引くことができますので、戻り上昇の幅を事前に予測することが可能です。
移動平均線とはMACDでは分からないポイントがわかるようになるので、性質の違う分析を組み合わせること、常に最新の状況で分析を行うことは大事なことだなと実感しています。
頭で分かっていてもなかなか出来ない
上記に書いていることは、FXの基礎となる部分の話ですが、私を含めてほとんどの人が出来ていないと思います。
こればっかりは身をもって経験しないと体で理解できないと思うので、失敗を振り返り反省しなければいけませんね。
- 熱くなったらチャートから離れる。
- 簡単なところでだけトレードするようにしてみる。
- 冷静に分析して待つ。
そして、これらを意識すると多分毎日トレードが出来なくなります。
結果的に高勝率のトレードが出来て勝ち越すことが出来るようになるのならば、それでいいかなと。