XMには4つの口座が用意されています。
- スタンダード口座
- マイクロ口座
- Zero口座
- Kiwami口座
それぞれの口座に特徴がありまして、自分のトレードスタイルや用途に合わせてお好きな口座を簡単に作ることができます。
どうやって使い分けるか悩むこともあると思いますので、特徴を詳しく整理してみましたので、参考にしてください。
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全体の特徴
項目別に各口座の特徴を一覧にしています。
口座によって取り扱いできる商品が違ったり、ボーナスの有無や細かい条件などが違ったりしますので、用途に応じて使い分ける事をお勧めします。
例:スキャルピングならKIWAMI、汎用性を求めるならスタンダード、資金が少ないならマイクロなど。
項目 | マイクロ | スタンダード | KIWAMI極 | ZERO | |
---|---|---|---|---|---|
入金ボーナス | あり | あり | なし | なし | |
トレードボーナス(XMP) | あり | あり | なし | なし | |
ドル円最小スプレッド | 1.9 | 1.9 | 0.8 | 0.1 | |
取引手数料 | なし | なし | なし | ※1 | 1ロットあたり合計10通貨|
レバレッジ | 最大1000 | 最大1000 | 最大1000 | 最大500 | |
スワップ | あり | あり | ※一部あり | なしあり | |
最小取引サイズ | MT5:0.1 | MT4:0.010.01 | 0.01 | 0.01 | |
1ロットのサイズ ※2 | 1,000 | 100,000 | 100,000 | 100,000 | |
1ポジションの最大数量 | ※10万通貨まで | 10050 ※500万通貨まで | 50 ※500万通貨まで | 50 ※500万通貨まで | |
ポジション最大保有数 ※全口座の合計 | 200 | ||||
取扱商品 | FX取引 | ||||
貴金属 | |||||
仮想通貨CFD | |||||
株式CFD商品 | |||||
コモディティ(商品) | |||||
株式指数 | |||||
エネルギー |
- 1:エントリーで5通貨、決済で5通貨。ドル円のトレードなら10USD、ポンド円なら10GBP。詳細は公式の商品ページでご確認ください。
- 2:FX/金銀の場合のみ。その他は商品毎に1ロットの価値が設定されています。
XMのスタンダード口座の特徴
スタンダード口座は、標準で汎用的な口座になっています。
XMPは、仮想通貨以外のトレードを行った場合に蓄積されていくボーナスポイントのことで、このポイントは出金したりトレードで利用できるポイントに割り振ったりすることが可能です。口座に入金していなくてもXMPだけでトレードすることも可能なので、かなり使えるサービスです。
XMのマイクロ口座の特徴
マイクロ口座は基本的にスタンダード口座と同じ事ができます。
違う点といえば、1ロットのサイズが1/100となっているくらいで、普通にトレードをする面では何も不自由することはありませんが、1ロットのサイズが違うので、スタンダート口座と併用する場合には数量に注意してください。
例えば、日常的に1ロットのトレードを行っている場合、注文画面を出すと次のようになっていると思います。
スタンダード口座でもマイクロ口座でも同じ1ロットとして表示されますが、1ロットのあたりの価値が100倍違うので注意が必要です。
違いが分かるように表に整理してみます。
項目 | スタンダード | マイクロ |
---|---|---|
1ロットあたりの価値 | 100,000通貨 | 1,000通貨 |
1ロットあたりの必要証拠金 ※レバレッジ1000、1ドル150円で計算 | 約1.5万円 | 約150円 |
1PIPSの損益価値 | 1,000円 | 10円 |
スプレッド(1.6で計算) | 1,600円 | 16円 |
これの何が怖いかというと、マイクロ口座だと思ってトレードしたつもりが、スタンダード口座でトレードをやってしまった場合です。資金をたくさん入れていれば問題ありませんが、少額でトレードをしているような場合では、証拠金維持率がヤバいことになります。
例えば、スタンダード口座に5万円の状態で、1ロットのトレードをやってしまった場合、エントリーした時点から50PIPS逆行でロスカットになりますので、口座を複数併用する場合には本当に注意してください。
XMのZero口座の特徴
Zero口座は取引コストが低い代わりに、入金ボーナスとXMPがない口座で、FXと貴金属のみ取引可能です。
公式の説明では、最小スプレッド0となっていますが、これはEURUSDやUSDJPYなどのメジャーペアの場合であり、リアル環境で確認すると0.1〜0.2程度開くこともあったりします。早朝や重要指標などの場合も同様です。それでも他の口座に比べて圧倒的にスプレッドが低いです。
Zero口座でネックになるのが手数料です。手数料はトレードする通貨ペアによって変わるものであり、ペア名称の左側に当たる部分の通貨で計算されています。例えばUSDJPYでしたら10USD、GBPUSDやGBPJPYなら10GBPといった具合です。
次の表は、2024年3月1日18時のリアル環境のデータで1ロットのトレードをした場合にかかるコストを一覧にしたものです。このデータでスタンダード口座とコストの比較をしてみると、Zero口座の方がコストが低いことが分かります。
ペア | レート | Zero口座のコスト | スタンダード口座のコスト ※スプレッドコストのみ | ||
---|---|---|---|---|---|
スプレッドコスト | 手数料 | 合計 | |||
USDJPY | 150.510 | 0 | 1,505 | 1,505 | 2,500 |
EURUSD | 1.08120 | 352 | 1,627 | 1,979 | 3,166 |
EURJPY | 162.718 | 1,100 | 1,627 | 2,727 | 3,200 |
手数料の計算はトレードする通貨のレートによって変動するため、円高になると手数料が安くなります。どれくらい変わるのかを比較するため、5年前のレートで計算してみました。
ペア | 5年前のレート | スプレッドコスト | 手数料 | 合計 |
---|---|---|---|---|
USDJPY | 111.917 | 0 | 1,119 | 1,119 |
EURUSD | 1.12455 | 283 | 1,414 | 1,697 |
EURJPY | 125.84 | 1,100 | 1,258 | 2,358 |
このデータで分かることは、Zero口座は円高になるほどお得感のある口座であることが分かると思います。
今現在、ドル円は150円前後で推移していますので、かなり円安状態です。スタンダード口座とコストの比較をすると、少しだけお得感はありますが、ボーナスの恩恵が受けられないことを考慮すると、今現在はお勧めできない口座です。
XMのKiwami口座の特徴
Kiwami極口座は2022年10月に登場した新しい口座です。
スタンダード口座よりスプレッドが低く、Zero口座より少し高くなっていますが、手数料がかかりませんので、今現在でしたら、Zero口座よりもトレードコストを抑えれる口座になっています。
取引できる商品はFXと貴金属に加えて仮想通貨の三種です。Zero口座同様にボーナスの恩恵は受けられません。
ペア | スタンダード口座 | Zero口座 | Kiwami極口座 |
---|---|---|---|
USDJPY | 2,500 | 1,505 | 1,200 |
EURUSD | 3,166 | 1,979 | 1,583 |
EURJPY | 3,200 | 2,727 | 2,300 |
また、Kiwami極口座ではスワップが発生しません。一部のマイナー通貨ではスワップが発生しますが、メジャー通貨では発生しません。詳細は公式ページで確認してください。
スタンダード口座のドル円に設定されているスワップは、今現在このような状況になっています。
ロングを持ち越しの場合は1.1PIPS分(1,100円)の利益なりますが、売り越しの場合は約3.6PIPS分(3,600円)の損失になります。週に1回あるスワップ3倍デーでは、当然その3倍になります。
Kiwami極口座ではスワップの恩恵が受けられない代わりに、スワップによる損失も発生しないので、ショートポジションを気兼ねなく持ち越す戦略も可能です。ショートの塩漬けも痛手になりにくいので、ありがたいですね。
それぞれの口座の特徴まとめ
- スタンダード口座
すべての商品を取引できてボーナスの恩恵を受けられる。全商品利用可能。 - マイクロ口座
スタンダード口座と同じですが、1ロットの価値が1/100になっている。 - Zero口座
手数料がかかるため円安相場では不向き。FXと貴金属しか触れない。 - Kiwami極口座
スプレッドが低いがボーナスの恩恵を受けられない。スワップが発生しない。FXと貴金属、仮想通貨を触れる。
用途別に口座を使い分ける
それぞれの口座の特徴は上記で説明したとおり、一長一短あります。
スタンダード口座が万能で使いやすい一般的な口座です。
先物商品や株式指数の取引をするなら
原油や日経平均などの取引が出来るのは、スタンダード口座かマイクロ口座です。Zero口座とKiwami極では取引できません。
仮想通貨を取引するなら
Zero口座以外の口座で仮想通貨の取引が可能です。
取引コストを重視するなら
取引コストを重視するなら、Kiwami極口座を使ってください。
ドル円のような狭いレンジで往復するような相場でスキャルピングトレードをする場合は絶対有利です。
マイナススワップが怖いなら
プラススワップよりマイナススワップの損失を恐れるなら、Kiwami極口座一択です。
ドル円を長期スイングするなら
スイングトレード戦略ではスワップが蓄積されていきますので、マイナススワップは避けた方がいいでしょう。
プラススワップになるポジションを保有するならKiwami極以外の口座を使い、マイナススワップになるポジションを保有するならKiwami極口座一択です。
そんなことを考えながらトレードするのが面倒な人はスタンダード口座かマイクロ口座を使ってください。
極小ロットでトレードするなら
手持ちの資金が少ない人は、100通貨から取引できるマイクロ口座を使ってください。
まとめ
XMでは最大8個の口座を併用する事が可能ですので、裁量用にKiwamiとスタンダード、シストレ用にマイクロ口座などのように、使い分ける事が可能です。
最後にもう一度口座別の比較表を載せておきますので、有意義にご活用ください。
項目 | マイクロ | スタンダード | KIWAMI極 | ZERO | |
---|---|---|---|---|---|
入金ボーナス | あり | あり | なし | なし | |
トレードボーナス(XMP) | あり | あり | なし | なし | |
ドル円最小スプレッド | 1.9 | 1.9 | 0.8 | 0.1 | |
取引手数料 | なし | なし | なし | ※1 | 1ロットあたり合計10通貨|
レバレッジ | 最大1000 | 最大1000 | 最大1000 | 最大500 | |
スワップ | あり | あり | ※一部あり | なしあり | |
最小取引サイズ | MT5:0.1 | MT4:0.010.01 | 0.01 | 0.01 | |
1ロットのサイズ ※2 | 1,000 | 100,000 | 100,000 | 100,000 | |
1ポジションの最大数量 | ※10万通貨まで | 10050 ※500万通貨まで | 50 ※500万通貨まで | 50 ※500万通貨まで | |
ポジション最大保有数 ※全口座の合計 | 200 | ||||
取扱商品 | FX取引 | ||||
貴金属 | |||||
仮想通貨CFD | |||||
株式CFD商品 | |||||
コモディティ(商品) | |||||
株式指数 | |||||
エネルギー |
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