最近トレードをしていて思いついた、ハイレバでも使える高勝率な手法を一つ整理してみようと思います。
エントリーチャンスは多くないけど、MT4の標準機能だけで出来るシンプルな手法になっています。
手法概要
トレンドの方向のポジションで押し戻りトレードをするだけのシンプルで基本的な手法ですが、高確率で機能します。
この手法の良いところは、狙うべきポイントを絞り込めることです。ポイントを絞り込めれば、無駄にエントリーすることもありませんので、ハイレバでも十分戦える手法だと思います。
エントリーポイントが分かっているので、無駄にチャートを見ることもありません。ただそのポイントに到達するのを待つだけです。
また、この方法は指し値ですからチャートを見ずにトレード可能です。ハイレバはエントリー直後が一番しんどいので、勝手にトレードしてくれる指し値は精神的負担が少ないです。プラ転するまでお祈りする必要もありません。
忙しいハイレバトレーダー向けの手法になっています。
手法概要
やることはたったこれだけです。
200MAで方向を見る。
フィボナッチリトレースメントをセットする。
FR61.8%に指し値をセットする。
刺さるまで待つ。
トレンドの判定方法
まず、200SMAか200EMAをセットして、トレンドの方向を確認します。
- 右肩上がり:上昇トレンド
- 右肩下がり:下降トレンド
- 横ばい:ノートレンド
時間足は1時間足〜日足程度を採用して、上位足の方が信頼度が高くなりますが、分かりやすいと思う時間足で分析してください。
画像に出ているMAは、MAに色づけをしたインジケータですが、よろしければお使いください。
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押し戻りポイントの探し方
フィボナッチリトレースメントを使って、押し戻りポイントを探します。
フィボナッチリトレースメントはMT4に標準装備されていますので、スマホでも同じ分析が可能です。
リトレースメントを使うには多少慣れが必要ですので、私がやっている方法を説明しておきます。
チャートからトレンドの波を見つける
このチャートは現在のドル円4時間足チャートです。このチャートからトレンドの波を見つけます。
チャートには小さい波や大きい波が混ざっていますが、中くらいのトレンドに見えるブロックを探してください。
フィボナッチはトレンドの始点から終点までを線で結び、戻り幅を予測するためのツールです。
どのポイントで反転するかは分かりませんが、反転する可能性が高いポイントとして、私は次の3点を見ています。
- FR23.6%
- FR38.2%
- FR61.8%
先ほどの大トレンドにリトレースメントをセットしたものが次の画像です。3回FR23.8%で反転していることが確認できますね。
より確実性を求めるなら大トレンドにセットしてください。取引回数を増やしたければ中トレンド、小トレンドにもセットしても大丈夫です。
ただし、複数のリトレースメントをセットすると、どの波のリトレースメントなのかが分かりにくくなるため、本命は大トレンドのリトレースメントにして、細かいトレードをしたい場合には中トレンドや小トレンドの波にリトレースメントをセットして使ってください。
実際にどうやって使うのか
まず200MAで方向を確認してください。
上昇トレンドなら買いエントリーのみ、下降トレンドなら売りエントリーのみ行うのが基本となります。その理由としては、トレンド方向にポジションを持つので、万が一ラインを抜けてしまっても戻ってくる可能性が高いからです。反転ポイントでのエントリーになりますので、損切りをするにしても損害を抑えられるメリットもあります。
高値で何度もたたき落とされているレジスタンスラインがあるので、レジスタンスライン付近で売りたい気持ちもわかりますが、この手法ではそういうトレードは行いません。
あくまでも、トレンド方向に対しての押し戻りでエントリーをする手法です。
実際の分析方法
最新のドル円4時間足チャートです。赤枠部分が最新の小トレンド、大きい緑枠が大トレンドで、それぞれのトレンドに対してリトレースメントをセットしました。
今現在、小トレンドのFR38.2%を抜けた段階です。
次に反転する可能性が高いのがFR61.8%のポイントです。このポイントは大トレンドのFR23.8%と近く、レンジのボックス範囲でもあることから、高確率で反転することが予想できます。ただし、このポイントも抜ける可能性は否めませんが、200MAが上昇トレンドを維持している限り上昇トレンドは継続中だと考えられますので、次なるポイントは大トレンドのFR38.2%付近になります。
この付近まで価格が落ちてきた頃には200MAタッチするシナリオも考えられますので、149円付近は鉄板ラインになりますが、一気にここまで落ちてくることは考えにくいので、当面は149.7円付近で買い指値を仕込んで待機といった感じです。
この方法の課題
この方法はエントリーに特化していますので、利確と損切りは他のテクニカルを併用してください。トレンドラインやボリンジャーバンド、サポートレジスタンスなど何でも構いません。
この方法で課題になるのが損切りです。
ハイレバは50PIPS程度で強制ロスカットされるトレードをするケースが多いので、できるだけリスクを抑えたいです。反転ポイントを狙ってトレードするので、中途半端なところでエントリーするよりはロスカットされる可能性は抑えられますが、必ず反転するわけではありませんので、反転確認後に裁量でエントリーするのが一番安全にトレードできます。
ただし、裁量になるとチャートを見続けなければいけませんのでしんどいです。ですが、リスクはコントロールしやすいです。
チャートを見たくなければある程度の損失、ロスカットの可能性も考慮しなければいけません。
ですので、エントリーポイント付近に近づいた時チャートを見る時間がなければ数量を落として損切りのセットをして放置する。チャートを見る時間があれば、指し値を外して正座して待機。
どちらの方法でもトレード可能です。
ご自身のライフスタイルに併せてご活用ください。