- ロスカット前提のワンチャントレードをやっている人
- 1日で資金を数倍にしようとしている人
- 負け=ロスカットと考えている人
- 10倍の余力があったとすると負けない自信がある人
ぶっちゃけ、ハイレバFXやってる人で一回の入金を一年間維持できる人ってほとんど居ないと思っています。私を含め、一ヶ月維持できるかどうか・・・って人がほとんどじゃないですかね?
大きめの利確を出金したりする事もあるでしょうが、統計的にハイレバFXで生き残れる人はほとんどいません。
そんな人に、確実に勝率を上げる方法を紹介します。FXで負ける理由は「トレードスキルが低い」「資金管理能力が低い」のどちらかです。今トレードで負けている人は騙されたと思って試してください。
このページの結論は次のQAにまとめているとおりです。当たり前の事を書いていますが、当たり前の事が出来ないから勝てていないわけで、何が当たり前なのかを整理してみました。
以降、その理由について説明します。
資金管理能力を高める方法
資金管理能力が低いと何がまずいか?
資金管理能力が低いと何がまずいのかというと、どれだけトレードが上手くても一回の失敗で資金の大半を失ってしまうことです。
例えば、資金10万円でドル円(150円)をトレードする際に、国内FXと海外FXでは次のように大きな差があるため、海外FXでは無茶なトレードが普通に出来てしまいます。
項目 | 国内FX(レバ25) | 海外FX(レバ1000) |
---|---|---|
1万通貨に必要な証拠金 | 6万円 | 1,500円 |
10万円で購入可能な最大数量 | 1.5万通貨 | 66万通貨 |
最大数量での1PIPSの価値 | 150円 | 6,600円 |
100PIPSの利益 | 1.5万円 | 66万円 |
最大数量時の余力 | 約500PIPS | 約10PIPS |
これは極端な例になりますが、最大数量でエントリーして100PIPSプラス方向に推移した場合、海外FXでは66万円の利益を得られることになります。しかし10PIPS逆行すればロスカットです。
ポジティブに考えればかなり資金効率が良いトレードのように見えますが、10PIPSの逆行で全財産を失うトレードはハイリスク過ぎます。
テクニカルのプロでも10PIPSの逆行を防ぐことは難しいのに、素人が逆行しないトレードをできるわけがありません。
運良く勝てていたとしても、コツコツドカンで一気に破産するのが目に見えています。
この世界で生き残るためには損を抑えることが必須条件です。なのに、ロスカット前提のトレードをして生き残れるはずがありません。だから、資金管理をする能力が必要不可欠なのです。
要は、一回のトレードを失敗したくらいで資金の大半を失うようなトレードなんてやるな!ということです。
どれくらいの数量でトレードをすれば良いのか
この世界は、投資信託のプロが運用しても年利5%程度です。年利5%と言えば、10万円を一年間運用して5,000円の利益が出るという計算になります。
毎日1回だけトレードして20営業日を12ヶ月で、1年間に240回のトレードをするとしましょう。投資信託で10万円を運用したリターンが5%として考えると、240回のトレードで5,000円の利益が出ていれば合格ラインということになります。つまり、一回あたりのトレードで得られる利益は5,000÷240で約21円の利益が出せれば良い計算になります。
一回のトレードで利益が21円はさすがに面倒くさいので、一回のトレードで210円の利益を出すとして考えてみましょう。そうした場合、10万円を1年間運用して5万円の利益を出すことになりますので、利回り的には50%です。投資信託もビックリの数値になります。
10万円のトレードで、毎回210円の利益を出すだけでも化け物級の成績になるのですが、一回210円の利益を出すことなんて難しくありませんよね?1万通貨で2.1PIPS、1,000通貨で21PIPSだけ取ればいいんですから、資金を失うリスクも低くなるわけです。
これはあくまでも一例であり、一回のトレードで資金の5%を狙ってもいいですし、複利運用していけば大きな利益になりますから1%の利益でもいいんです。
即効性のある練習方法
とりあえず、いつも余力が100PIPSない人は、数量を半分以下にしてください。
今の数量が多すぎます。
余力があれば耐えることができます。
耐えること自体よくありませんが、ロスカットされるよりはマシです。
ドルコスト平均法でも塩漬けが戦略の一部となっているように、余力さえあればどうにかリカバリーが可能です。
一度に爆益を狙わずに、生き残ることを最優先に考えてください。
トレードスキルを高める方法
トレードスキルが低いと何がまずいか?
ここでいうトレードスキルが低いという事は、シンプルにトレードのやり方が分からない、チャートが読めない素人ということです。
ピアノの演奏家が楽譜を読めなければ演奏できないように、トレーダーはチャートが読めなければトレードが出来ません。
だけど、素人は闇雲にトレードをやってしまうので、負けて資金を失います。負けて当然です。
どんな一流の大工さんでも最初は誰でも素人だったように、失敗と経験を積んで玄人になっていきます。理論と経験でどこに釘を打てばバシッと決まるのか。現場を見ただけで瞬時に判断できるでしょう。
トレードスキルは、それと同じ理屈です。言ってみれば技術です。
- 今がトレンドなのかボックス相場なのか?
- いつも同じところで反発する意味は何か?
- 一本のラインが機能する意味は何か?
最低限、これ位分からなければトレードなんて出来ません。
トレードというのは、チャートの分析から始まります。
今の状態がどうなっているのか、次に起きる値動きはどうなるか、思った通りに動いた場合どこまで伸びるのか、トレーダーはこんなことを考えながらトレードを行うのが当たり前です。
こんなことも考えずに闇雲にトレードをしていると、次のようなしんどいトレードしか出来ないでしょう。
- 天井ロング底ショートをしてしまう
- とりあえず思いっきり逆行する
- いつも大体含み損
運良くトレンドに飛び乗れたとしても、どうして利益が出ているのか、その根拠を理解しておかなければどこかで必ず失敗します。
どうやってトレードスキルを磨けば良いのか?
結論からいって、チャートを読めるようになることです。
何をどう練習すれば良いのか分からないという人がいるかもしれませんが、何が分からないのかを自分で考えて勉強するしかありません。本を読んだからと言って勝てるようになるわけでもありませんし、こればっかりは経験を積むしか手はありません。
自分の過去のトレードを振り返るのも良いでしょう。実際の数字として勝率が上がるまでやるしかありません。その作業があなたの財産を作ってくれるはずです。
チャートパターンを覚えなさい!と言っても、覚えられません。ラインを引きなさいと言われてもどこに引いていいか分からないでしょう。
厳しいようですが、体で覚えるしかありません。自分の財産を作るための技術です。当然のことだとおもいませんか?
即効性のある練習方法
とりあえず、仕事の休憩時間とかにチャートを開いたタイミングで深く考えずにエントリーする癖がある人はそれを止めてみてください。
トレードをするためにはトレード根拠が絶対必要です。
根拠があれば損切りラインも下げられますが、根拠のないトレードでは逆行時に慌てて損切りをしてしまう結果になりかねないからです。
チャートがこの先どう動くのか、どこまで伸びてここまで逆行すれば諦めると言った簡単なシナリオで大丈夫です。
デモトレードで練習、あるいは少額小ロットでトレード
デモなんて緊迫感もないから何の練習にもならないと馬鹿にする人は多いですが、トレードスキルを磨くにはデモトレードが最適です。緊迫感を持って練習したい人は1万円でも1,000円でも入金してマイクロ口座とかで練習してください。
デモで勝てない人が本番で勝てるわけがありません。
少なくとも3回は初期資金を3倍にする事を目指すとか、本番でトレードしても怖くない状態まで練習してください。
デモトレードをなめている人で勝率がいい人を私は知りません。