RSIは逆張りするときに使われるインジケーターで有名ですが、その使い方が正しいのかどうかを確認するために使い方を整理してみました。
逆張りのイメージは5分や15分などの短い足でサクッと逆張りする際に使われる人が多いかもしれませんが、4時間や日足などでもしっかり機能しています。
トレードの幅を増やすためにご活用ください。
RSIの特徴
RSIは基本的に「買われすぎ売られすぎ」を見るタイプのインジケーターで逆張りに使われることが多いですが、トレンドの状況把握に使われることもあります。
- 買われすぎ売られすぎの判断
- トレンドの状況把握
買われすぎ売られすぎの判断
RSI値70%付近は「買われすぎ」として売りサイン、30%付近では「売られすぎ」として買いサインのように、逆張りのサインとして利用されることが多いです。
例えば、画像右側の現在値は売られすぎの状態にありますので、売りのサインが出ているということになります。
トレンドの状況把握
RSIは価格の上昇幅や下落幅の平均を元に計算される仕組みになっているため、大きめの陽線や連続した陽線など、短期間で大きな値幅が作られるようなケースではRSIが大きく動く場合があります。
また、大きな値動きがない緩やか緩やかなトレンドの場合には、画像の状態のように50%以上で推移するような形になる事もあります。
このことから分かるように、RSI値が50%以上は買いトレンド、50%以下は売りトレンドとして判断することも一応可能です。
RSIの注意点
RSIは相場の状況によってはオシレーターとして機能しない場面が多々あります。
上記で書いたように、RSI値が70%にタッチしたからと言ってすぐに下がるわけでもありませんし、緩やかなトレンドが発生しているような状況では、何度も70%をタッチしながら価格が上昇していくことも少なくありません。
RSIの形を判断して使い分ける事が重要です。
RSI単体だけでトレードすることも可能ですが、他のインジケーターと併用してサインシグナルの信頼度を上げて使うことをお勧めします。
RSIの使い方
- 買われすぎ売られすぎで逆張り
- 50%以上50%以下での順張り
- RSIのトレンドライン
買われすぎ売られすぎで逆張り
この方法はRSIの基本的な売買手法です。
売られすぎゾーンである70%以上から70%以内に戻ってきたタイミングで売り、買われすぎゾーン付近から反転したことを確認してから買い。
50%以上50%以下での順張り
RSI70%付近から下落しても価格がほとんど落ちてこないことを確認してからのエントリーを行います。
この方法は正直使いにくいトレード方法です。RSI単体ではエントリー根拠として乏しいですが、他のインジケーターと併用する際にトレードの根拠となります。
画像の例で言えば、次の現象が根拠です。
- ボリンジャーバンドの基準線が右肩上がり
- バンドウォーク
- RSIが50%以上
RSIのトレンドライン
この手法はGFFというトレーダーが行っていた独自手法です。
RSIの安値と安値、高値と高値、結べそうなポイントを見つけてラインを引いて、引いたラインをRSIがブレイクしたらエントリーするだけです。
チャートを眺めてみると当てはまるポイントが結構あるので、実用性の高い手法です。